第56話 チン 剛《ゴー》

「……😳💦💦」僕は頬を赤く染め無言で彼女を見つめた。

 今夜も熱帯夜だ。深夜だと言うのに、ジッとしていても汗ばんでくる。けれども緊張からか、身体が小刻みに震えていた。


「ねぇ…😒✨✨ 聴いてるのォ~… チン ゴー❗❗❗」


「え、いやいや…😓💦💦 チン ゴーじゃねぇ~よ❗ じん ゴーだよ❗❗」

 このやり取りも何年ぶりだろう。なつかしい……

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