　サイバーセキュリティ小説コンテスト大賞受賞作『噂の学園一美少女な先輩がモブの俺に惚れてるって、これなんのバグですか？』

　……タイトルながいよ！笑

　それはともかく。読了したのは先週の土曜日、オフ会に向かう電車のなかでした。ほんとうはもっと余裕もって読了するつもりだったのに、なぜでしょう。返却期限のある図書館本が最優先だったからですね（どうでもいい）

　オフ会には作者の瓜生聖（noisy）さん（https://kakuyomu.jp/users/noisy_noisy）も参加されていて、お話はほとんどできませんでしたが、サインだけはちゃっかりいただいてきました。

　タイトルはコテコテのラノベっぽい――といえるほどラノベは読んでいないので、くらべることはできませんが、頭をからっぽにして楽しむ！　というタイプの小説ではないと思います。

　むしろ、頭ぱんぱんになる。笑

　そもそもこの小説のターゲット層は、十代から二十代のおもに男性。で、この小説を読むことで『サイバーセキュリティに興味を持ち、そちらに進みたいと感じてもらうこと』が目的らしいのでね。わたしはかすりもしてませんから。笑

　けど、だからつまらなかったか――というと、まったくそんなことはありません。登場人物たちが背負っているものがとても切実で、『物語』としてしっかり読ませてくれました。

　この小説を読んでサイバーセキュリティに興味を持つ人、ほんとうにいるんじゃないでしょうか。勉強の入り口に物語があるのっていいですよね。教科書ではわからないことも、おもしろい物語になっていればするする頭に入ってきたりするし。

　ちなみに、Web（カクヨム）版はこちらで読めます。

（旧題：目つきの悪い女が眼鏡をかけたら美少女だった件）

　わたしはまだ半分くらいしか読めていませんが、書籍版とは設定とかいろいろ違っていたりするので、こちらはこちらで楽しめます。

　そして。

　こちらはすでに一度紹介（ゆるっと他薦その2 参照）しているので簡単に。

『半藤一夜さん作/ハクスタジア』マイクロソフト賞受賞

　少年と少女と家族。一気に読ませるサイバーエンターテインメント。

　ついでにもう一本。

『ヘテロ・チャイルド』

　半藤一夜さんの新作です。わたしもまだ読めていないので紹介しようがないのですが。←

　読了したら、またあらためて他薦記事のほうに載せたいと思います（いつになるかは聞かないで。笑）

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