第53話 新型コロナウイルスの影響

4月、安倍総理が全国に緊急事態宣言を発生した。

不要不急の外出の自粛を要請した。

毎週のリハビリはどうするのか。

人によってその重要度は違う。

私の場合、ケガをしてから既に1年と1ヵ月経過。

ここのところは、週1回の運動療法。

通常なら、とっくにリハビリには通わなくなっている状態だろう。

しかし、まだまだ左足のツッパリ感は続き、階段を降りる時は、手すりを掴んでの状況。

もっと、不安のない状態まで運動療法を続けたいと思っていた。

3月から、お店の売上はがた落ちで、ほとんどお客さんが来ない状態。

こんな状況で、1回780円の自己負担も小さくはない。

4月は、計画表を作る時期だ。

これに1680円の自己負担がかかる。

お店の存続も厳しい中で、今、リハビリは必須かと考えると、

普通に生活は出来ているわけだし、

いいかなと思う気持ちが強くなるのだ。

36度8分。

微熱だけど、リハビリのキャンセルの電話を入れた。

「落ち着いたら、また、予約しますので。」

いや、もう行かないかも?

自分で出来る運動はしよう。

今は、お金がない。

無駄とは言わないが、出来るだけお金は使わない。

お店も休業した。

広島県は、休業要請に応じたお店には、協力金を支給する。

多くのお店が、

4月22日~5月6日の期間で休業しているが、

うちは、4月5日~未定だ。

感染リスクが高いと言われれば、なかなか再開は難しい。

5月末まで、宣言は延長された。

安倍総理は、解除の条件を示さないばかりか、

1度だけの補助を名言。

しっかりと支えていくと言いながら、

1人10万円と持続化給付金を1回だけやっとけ状態だ。

庶民の苦しみや不安に興味もなければ、

理解もない。

厚労省も西村大臣も同じ。

私のようにリハビリに行かなくなれば、

整形外科も経営は苦しくなるだろう。

歯が痛くても、我慢する人。

白内障の手術を延期した人。

直接新型コロナウイルスと関係のない医療機関も

介護施設、整体なども大きな影響を受けていることだろう。

一体いつになったら、収束が見えてくるのだろう。

収束後、多くのお店、会社、もしかしたら、医療機関も

無くなっているかも知れない。

不安ばかりだ。

申し訳ないが、しばらくは、自分なりのリハビリを続ける。

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