応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント


  • 編集済

    告白への応援コメント

    はじめまして、松川真と申します。興味深く拝読させていただきました。投稿することに勇気のいる作品だったことと察します。西井さんは登場人物の母親のことをよく考えて書かれていることがよくわかりました。

    私の考えをお話させてください。もし不必要に傷つけるような表現がありましたら申し訳ありません。


    私はまず「我々が問題視している」という問題を乗り越えるべきだと思います。ニュースを見て許せないと感じる、言葉で断罪を投げかけ、尊厳を踏みにじる我々は何者だろう?ということです。


    法が裁くものを、なぜ我々が「許さない」と断罪するのでしょうか?問題視する我々はなぜ怒りを感じるのでしょうか?我々は本当に虐待に腹を立てているのでしょうか?

    西井さんがこの作品で表現されてるように、この登場人物の母親にとって「度を超えて子供に手を下しつづけること」が容易に起こり得り得たものなら、関係のない人達が少なくともこの虐待に対して「虐待は許せない。人間失格だと自分を責めるのは当然だ」という態度は取れないと思います。私には「自分にはあり得ない」という立場で話を進めることは到底できません。

    我々にできることは「悪」「許せない」という人を否定し断罪する言葉を、絶対的な言い回しを、人を善悪で判断することを完全に放棄することだと思います。

    断罪する我々が、断罪を放棄し、最後まで判断を放棄することが最初の一歩ではないかと思います。


    「実は息子に手を上げてしまった。それを止めることができない。」と母親が知人や友達に話した時、彼らは「それは大変だったね」と肩に手をおいてくれますか?そういった態度を取ってくれると母親が容易に知人に期待できますか?母親がそういった人達が沢山いると、容易に想像できるような世界がありますか?

    耐えられなくなり、匿名で悩みを投稿した母親に我々は「また話を聞かせてほしい」と回答できますか?

    逆説的ですが、虐待したという行為を認めることができなくても、そこに至るまでの母親に我々が共感する姿勢をしめすことで、虐待する必然がなくなる人が増えて行くと思います。

    境遇で測りあえばコミュニケーションの断絶しか残りません。まずは「ここまで大変だった」「そうだったんですね」と共感することだと思います。

    子供に対して思う「虐待が無くなって欲しい」という優しさを、その母親達に向けられるか?というのは大事な部分だと思います。


    少なくとも私は「悪」や「許さない」という価値判断は相対的なものだと見極め放棄して、理解を示したいです。

    西井さんのような人の今後の行動で世界は幸福を感じる人が増えていくのだと思います。

    そして「なんとかしたい」という気持ちはとても理解できます。その度合いを私が計り知れるものではありませんが。しかし我々が「なんとかしたい」と表明し、行動する時、「自分が問題を解決しようとしているのは、自分の人生の意味を満たすためにやっている」という可能性に一度でも気づくことは大事ではないでしょうか。
    一見「誰かの問題」だという言葉で溢れている問題は、我々自身の問題である可能性も考える必要があると思います。


    もちろん私が母親から虐待を受けていれば、また違った考えを持っていたかもしれません。

    考えるきっかけを作ってくださりありがとうございました。

    作者からの返信

    長い感想ありがとうございました。
    どんな返事を書こうかとても悩みに悩んだ末にこのような時期になってしまって大変申し訳ないと思います。
    私自身この作品を投稿する際、御察しの通り相当の勇気を必要としました。
    それでも私が作品を書いた理由として、それが松川様が高尚におってくださる思いやりによって書かれたものではないのです。
    この作品は私自身、人生の中で抱えている『虐待』という社会問題に対して、とても強い偏見を持っていることを意識的に自覚することができたため、だからこそその意識を正常の位置に戻そうとした試みの産物なのです。
    その結果は御察しの通り、よくある私の作品にそぐわない読者の心に残る『メッセージ性』の富んだものになったかは、私は読者ではありませんので察する程度のことしかできませんが、少なくとも、読んでいて楽しいものではなかったと思います。
    拙い文章になって申し訳ありません。
    以上の分は読み返す価値もないものですし、どうかお気になさらず捨てておいてください。
    短く言います。
    私の勇気を読んでくれてありがとうございました。
    心から感謝いたします。
    つきましてはおそらく辛く苦しい物語を見せてしまった代償に私目の作品のどれかをお読みになって、少しでもその汚れを洗っていただけたらと存じます。
    この作品は例外的でありますので、他は楽しく爽やかで救いのある作品になっていると思います。
    もちろん宣伝ではありませんし、私めの言葉が面倒と感じられたのであれば無視してくださって構いません。
    短くと言っておいてここまで長くなってしまうのは、私が持っている数ある悪癖のうちの一つなのですが、それでも。
    最後に一つだけ。
    感想とても嬉しかったです。
    今後とも物書き通し、お付き合いさせていただきたいと思いました。
    つきましてはまた後日、貴殿の作品の感想を言いに参りますのでその節はどうかよろしくお願いします。

    編集済
  • 告白への応援コメント

    コメントありがとうございますm(_ _)m
    こちらで失礼致します…!

    詩的であるとともに母親の追い詰められていく心情と、その時の情景が生々しく浮かび、胸が締め付けられる思いでした。よい意味で生々しい文が、とても美しかったです。
    ありがとうございます。

  • 告白への応援コメント

    親に怒られた経験がないと子供の怒り方が分からない。何不自由なく育った彼女は親に怒られた経験が少ないんでしょうね。
    でもちゃんと怒って叱らないと子供は理解しませんしできません。
    私は小さい子供、4歳くらいまでは叩いて怒ることも必要だと思いますし、それが即虐待だとは思いません。
    私も両親に叩かれたことも蹴られたこともありますが、虐待されたなんて爪の先ほども思っていません。ちゃんと怒って叱って育ててくれた自分の両親には感謝したいと思っています。

    作者からの返信

    子育てというのは本当に難しいもののようで、色々な話を耳にすることがあります。
    その中では幸せなものや輝かしいものが多く目に移る中、しかし必ず闇弱な側面もあるという現実を見るべきなのかも知れません。