第二章
第16話現実
モモは趣味で絵を描いている。
趣味だ。
なぜなら売れないからだ。
だから喫茶ロジーでバイトもしている。
でも、モモは納得がいっていない。
なぜならモモは高卒で絵の専門学校に行っていないからだ。
実力も大切だが
夜間学校でも専門学校卒のブランドやコネクションがあれば
自分は大成するんじゃないかと
モモは思うようになった。
今までいろんなことを
諦めて
慰めて
生きて幸せや喜びを得て来た人生だったが
自分が人生の主人公に成りたいと思うようになってきた。
しかし、果たしてそれは実現可能な事なのだろうか。
現実は厳しい。
無理に描く夢はちゃんと咲いてくれるのだろうか。
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