4 タニクラ ナル

タニクラ ナル

 タニクラ ナルというのは、谷倉 奈留と書く。

 ネタバレになるけれども(作者がばらすってかぁ)。この人、こちらの世界では、40超えたおばさんです(笑)

 ライトノベルで多いのが男性転生でしょ? というか、まぁ、こんなに異世界転生物が増える前からネタを考えていたので、どうなんだ? 今更? って、自分の遅筆が原因で出遅れてしまったけれども、

 とにかく、若者が転生するの多かった時代、おばさんが行く方が有利じゃない? と思った。なんたって、家事、できますやん。

 ただし、処世術に関してはやはり、男性が特化するんだろうと思うが、おばちゃんですよ、おばちゃん。おばさまや、中年女性ではなく、超おばちゃんスーパー・ジェンダーですよ。図々しさと、しらを切りとおすことに定評のある。それが、家事が出来て―料理できまっせ。裁縫得意でっせ―とくると、間違いなく、生きていける。と考えたわけだが、


「異世界に転生しておばちゃんの姿は嫌だーーーー」


 はい、これ正直な感想。


 できるなら、ぱっつんぱっつんに弾ける体。無駄のない締まった体に、放漫な胸なんぞよくないですか? おっさんかっ。でも、できるなら、無駄にあったほうがいいよなぁ。でもそういう体は、無駄に狙われるもんだ。狙われないためには、幼児体系―ある種の嗜好者にはいいのだろうが―? それから、襲われないような「何か」あるといいよねぇ。魔除けとなるような……妖魔退治的な?


 いや、原点に戻ろう。そもそもなんで、異世界へ行く? 今のライトノベルにはそう言う点は無いのかな? 異世界に行ったら、戻りたいと足掻くだろう? なんで、異世界に連れてこられたのかと。でも、もう、戻れないような状況だとしたら?

 こちらの世界で死亡しても、違う時代に生き返ればいい。こちらの世界で生き返る。違うな、輪廻転生するってやつね。するだろうに?

 じゃぁ、選択権を与えれば? また。もちろん、記憶を持って。それとも、

 なんで17歳? まぁ、一般的に行動しやすいでしょ? 14歳じゃぁ、子供すぎるし、15,16というのも中途半端。かといって18歳というのは、十分大人とみなされ、へやすりゃ行き遅れだと言われかねない。そういう世界があればね。というわけで、17歳。


 結局、奈留は、もう一度生き返り、谷倉 奈留の人生を歩んだところで、同じ道を行くとは限らない。そうなると、今、こちらの世界にいる。ということで、異世界で17歳として生きる決心をつけるわけですよ。


 戻れななら生きるしかないからね。


 じゃぁ、なんで、異世界へ行く必要があるのか? 選択肢を与えておきながら、その選択肢の一方は必ず、異世界へ行くことだとして、なんで異世界へ行くのか?行かなきゃいけない理由があるわけですよ。まぁ、それは本編で……本編??? あー、今、書いてる最中だわ(笑)


 奈留が、あちこちの国で伝説的な扱いをされているのは、まず、下僕の妖魔―加寧かねいと言います―を連れていること。そして、その加寧の血を飲み、奈留は半妖となり、不老不死を得る。そして妖魔を退治しているから。


 奈留と関わった人たちは、奈留のことを忘れて行く。覚えていても、知っていることを話してくれと言っても、何が起こったのか理解できないので話せない。そもそも、不思議なことが思っている―

 そうだなぁ。例えば、ポルターガイストが起こっている。ただし、ポルターガイストという現象を知っているからこそ、なるほど、悪霊退治してくれたんだと理解するけど、それを知らなければどうだろう? 。さぁ、これをどう説明しろというのだろう? ということだ。ふむ。


 奈留のことを忘れて行くというのは、奈留に接していた時間が少ないこと、奈留や、妖魔などの不思議なことを信じない、あるいは否定している人は、忘れやすいようだ。あーあ―あー、信じれば救われまーす。


 とにかく、奈留は不老不死で、だけど、濁国に住んでいる。妖魔は宋国の産業革命に乗って世界各地へと移動を始めている。そこで、妖魔と接し困っている人のもとに現れる不思議な本を作った。

 これがどうやって一冊が大量印刷されるのか不思議だけども、本虫という妖魔が本を書き、妖魔に出くわし、この本を必要とした人にだけ文字が見えるという本を作った。


 宋国では、サミュエルたちと奈留は対面したけれど、別れるとすぐロバートは彼女のことを忘れた。サミュエルが覚えていたのは、奈留を研究対象として興味があったから。

 そして、奈留が姿を見せたということは、彼らが対峙している相手は妖魔であろう。……多分ねーーー。それは、本編の進み具合だけども(笑)


 あとは、古文書なりに、奈留の名前と、必要となったときにのみそれが見える怪しい道具などのつくり方なんかで、なんとかかんとかやり抜くんだろう。


 奈留が活躍するものを書くほうが容易いのは知っているけど、どうも、奈留が主人公でいるよりも、谷倉 奈留摩訶不思議な力で登場する方が書いていて楽だった。


 でも、奈留は奈留で、ちゃんと物語を背負っていないと、うっすい力になるのでって、奈留物語書いていたけれども、「飽きちゃって」。サミュエルたちのこと思いついたら、そっちが面白くなり、奈留が登場しねぇ―――という状況に。

 なので、まだ、奈留ちゃん物語書き終わってないです。(2019年3月現在)長いんだよ、終わらないよぉ。飽きたよぉ。


 奈留の性格は時々不明になる。

 冷血漢で居ようと努力したり、冷静であったり、だけど激昂しやすいかもしれない。落ち込みやすいが、楽天家かもしれない。

 あまり客観的にこの人の性格を把握していないなぁ……。いかんなぁ。

 ともかく、奈留は、異世界である、一大陸七国に置て、永遠の17歳……どっかにそんな宗教があった気が。17歳の退魔師として存在し、その力は本や、道具として世界各地に、妖魔と対峙して困っている人のもとに現れている。



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