オープニングフェイズ
そんなこんなで「このすば」の登場人物をアリアンロッド2Eでキャラ化してみて、早速セッションを始めようと思う。
GM:今、皆は冒険者ギルドに居るよ。
アクア:冒険者ギルドってあの食事とか良くしている所よね?
GM:そうです。
カズマ:クエスト依頼だけじゃなくて冒険者のたまり場みたいになっている。パーティメンバー募集とかもしてたな。
アクア:じゃぁ、私は「シュワシュワとカエルの唐揚げおかわり~」って感じかな?
ダクネス:そうだな。「では私もシュワシュワを」とダクネスも言おう。
カズマ:おっ、いいな。「俺も……」
アクア:カズマの皿から「唐揚げ貰うわよー」って横取りよ。
カズマ:「おわ~、このアクアァァ!」
アクア:「ちょっっとさっき回復魔法かけてあげたでしょー!」
めぐみん:ノリノリですね。
GM:これがロールプレイの醍醐味みたいなものですよ。
めぐみん:なるほど。では……「我こそは紅魔族随一の爆裂魔法の使い手、めぐみん! 我にもそのカエルの唐揚げを寄こしなさい!」ってカズマの皿からとります。
カズマ:なっ、お前もかー!(一同笑)
GM:そんな風にいつも通り? の皆さんのもとに冒険者受付嬢がやってきます。
めぐみん:あの胸の大きい?
アクア:あの人の服のびのびになってて見えそうよね。
ダクネス:あぁ、あの破廉恥な姿はきっと周囲の男たちの視線を集めて……くっ、羨ましい。
カズマ:……こいつダクネス(変態)だわ(白い目で見ながら)。
GM:おほんっ、それでですね。受付嬢のルナさんは「サトウカズマさん。今月の借金返済がまだされていませんのでちゃんとクエストに出てくださいね」と釘を刺しにきました。
カズマ:……借金?
GM:はい。今あなたたちには12億4000万Gほどの借金があります。
カズマ:ぬぅわぁぁぁぁあ、アニメ2期に合わせて来たかぁ!
ダクネス:そういえばそうだったな。
アクア:いいわね。最初からTRPGらしい熱い展開じゃないっ!
めぐみん:あの……私たち冒頭から飲み食いしてますけどそれ(代金)は大丈夫なんですか?
一同:あっ!
アクア:カカカカカ、カズマさぁぁぁん! どうじまじょう~!(泣)
カズマ:今のすごいアクアっぽいな(笑)。
アクア:落ち着いてる場合じゃないわよー!
ダクネス:さすがにこれくらいは許してくれるだろうGMは。
GM:まぁ、今回のクエスト報酬から天引きするだけですから大丈夫で……。
アクア:いや、せっかくだから今の飲み食い代金をダイスで決めましょう!
一同:えっ!
アクア:所持金を0にするか、ダイスで金額を減らして危機感をあおった方が面白いと思うんだよね。
めぐみん:な、なにもそこまで首を締めなくても……。
GM:……ためしに振ってみます?
カズマ:この駄女神はいらんことばっか言うなぁ!(一同笑)
という事で試しにダイスを振って料理代を支払う皆。言い出しっぺという事で代表のアクアは所持金を80G減らした。
GM:では改めて、皆さんは借金返済のためにクエストをクリアして報酬を得なければなりません。
一同:はーい。
カズマ:どうせなら楽にいっぱい稼げるのがいいよな……。
ダクネス:私はもっと血肉踊る戦いの……。
めぐみん:あっ私はあれです。「爆裂魔法が撃てれば!」って! 今にも詠唱をはじめる勢いですよ。
アクア:あっ、めぐみんぽい。
カズマ:でも本当に撃つとゲーム的に「戦闘不能」になるからまだやめてくれ(一同笑)。
アクア:じゃ、女神である私に相応しいゴージャスなクエストを選んであげるわ!
カズマ:うん。お前は変なクエスト持ってきそうだからやめろ。
アクア:「なんでよっ!」とか言いながら本当に厄介なの選びたい(笑)。
カズマ:うわぁー、この人本当にやっかい事好きだなっ!
GM:カズマがアクアとじゃれあっていると、冒険者仲間のダストたちがずいぶんと羽振り良さそうにやってきます。
カズマ:ん? なんだ。
GM:ダスト「おー、カズマ~。今日の俺は気前が良いんだ。一杯おごってやるぜ!」
カズマ:「おー、そうか兄弟。じゃぁ、シュワシュワ四杯な」
GM:「ちょっ、なんでだよ! 一杯って言っただろ」
アクア:私たちの分もでしょ?
めぐみん:ありがとうございます。
ダクネス:今、三人とも素でおごってもらうつもりで言ってるぞ。
GM:ダスト「わ、分かった。まぁ、今日は金もあるからいいぜ」
カズマ:おー本当に羽振りがいいのか。どうしたんだ?
GM:「へへへ、ここだけの話」とカズマにひそひそと話した内容はこんな感じでした。
・街の地下に秘密のカジノがある。
・そこで勝てばクエスト以上の報酬だって手にはいる。
・合言葉が必要
カズマ:ほ~なるほど。これが今回のシナリオのクエストになるんだな。
GM:ぶっちゃけるとそうです。
アクア:いいじゃない! そこで勝てばゴージャスでウハウハな生活(死語)だって夢じゃないわけでしょ?
めぐみん:そうですね。カズマは幸運が高いらしいのでやれるでしょう。
カズマ:ふっ、そう。なんと言っても俺の幸運値は高いっ!(キメ顔で)
ダクネス:いや、これはダメなパターンだろ。私は実は金持ちだからあまり乗り気では無い。
アクア:え~、なんでよ~。
カズマ:甘いな。ダクネス!
ダクネス:な、なんだとっ!? って驚いてみたけどどういう事?
カズマ:フッフッフ、こういう地下カジノだ。負けた時、どうなると思う?
ダクネス:はっ!? そうか……そんな非合法で後ろ暗いカジノだ。うら若き乙女が負けたならば身包みはがされて……か、からだで払う展開にっ! では行くぞ!
めぐみん:すごいダクネスっぽいですけど最悪ですね(笑)。
カズマ:ん、ここまで乗り気になられると俺もなんか困る。
GM:ダクネスは飛び出して行ってしまった感じですかね。
アクア:(ニヤニヤしながら)ちょっと何してるのカズマ―! めぐみん! おいていくわよ~。
めぐみん:あ、待ってくださいアクアさん。ダクネス~!
カズマ:……というかお前ら場所分からないだろ。
一同:そうだー!
GM:よかった。気が付いてくれた(笑)。場所についてと合言葉については情報収集を行ってもらいます。
カズマ:ためしにやってみるか。
アクア:そうね。情報収集はシーフの役目がセオリーだものね。
GM:では[カジノの場所]の目標値は8です。
カズマ:余裕余裕、(ダイスをころころっと振る)えっと3と2に【感知】5を足すから10で成功。
アクア:次はめぐみん振ってみなよ。
めぐみん:わ、私ですか?
カズマ:おう、そうだよ。折角だし。
めぐみん:では、この紅魔族のダイスで(赤いダイスを二つ)とりゃー!
GM:成功ですね。場所と合言葉を手に入れたので場面をカジノに移しちゃいますね。
一同:はーい。
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