彷徨の果てに、答えを見出した勧行。その軌跡、しっかりと見届けさせていただきました。完結おめでとうございます。本当にお疲れ様。そして人生は、物語は続く。

ここでタイトル回収は熱すぎでは。これまでのすべての要素が絡み合っている。滅茶苦茶面白い。

最高に熱い。

これまでの要素がガチリと噛み合う快感、本当に構成がうまい。あとやっぱりマリナ先輩がかわいい。

この話と前回の話で、一気に世界観の解像度が上がった感があります。そして、明確にカノプスが敵として立ち上がってきた。この構成は見事。早く続きが読みたい！

モラトリアムにゆれうごく心の機微、痛いほど切実な描写。それでいて、おかしくともあたたかいキャラクター達。「ここに居たい」という勧行の独白は、読者も共感できるのではないだろうか。

抑えきれない主人公の感情の吐露が小気味よく、心地よく聞こえてくるほどには夢中になって読んだ。ここからどのように物語が広がっていくのか楽しみ。