第5話 現実と仮想 


「透、君も少しは近づいたか僕の死んだ理由に……」


!?


また、俺の脳裏に浮かんだ彼の声


「どういうことだ!」

「気にするな」

「生きてるのか?」

多少の期待を込めた質問

だが、それもつかの間


「俺は死んだよ。生きていることはゼロだ」


なら、なで彼が俺の脳裏に……

脳裏!

そうか、彼は俺の脳裏に話してるんだ


「海斗!教えてくれなぜ君は死んだんだ?」

「俺が直接いうことは意味がない、君……君たち自身の手でつかみ取らないと」

「そうじゃないと、あの手紙の意図はわからない」

意図?さっきから何の話だ

「そもそも、なぜ海斗は俺と話をしてるんだ?」

『ここは、君の中の仮想世界』

『君の記憶の中に居る、俺の記憶と会話してるんだ』


どがん!


!

俺はベッドから落ち目を覚ました

なんで、今何だ

俺はこの気持ちを抑え学校に向かった


~2年H組~

9月3日

彼が死んでから1日たった今何もなかったように一日がたっていく

そんなわけもなく気持ちが落ち着かない人も俺をはじめ2人いた


そして、今日が終わった


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