第33話.コイツの弱点は、どこだ!?

「お前は、何のためにミリカを狙う!?」


「俺は、その娘にも、その娘の能力とやらにも興味がない。ただ、


ソイツを捕まえれば、金がもらえるって聞いたんでな」


「くっ!!噂通りの金に汚いヤツだ!!!」


「さぁ来い。かつて、あらゆる犯罪者から怖れられたお前らの実力を見せてみろ。まぁ、どうせ、俺が全員殺すけどな」


「くっ!!」






ゼドルが雷の魔法〝thunder voltサンダーボルト〟を使う。


しかし、ジャイルは、それをいとも簡単にかわす。






〝シュッ〟






「オラッ!!!」


次は、風の魔法〝tornadoトルネード〟を使った。


しかし、その風は、剣で切られてしまった。






〝シャッ〟






ドロンが炎の魔法〝burningバーニング〟を使い、


フェルが氷の魔法〝icicleアイシクル〟を使った。


しかし、どちらの魔法もかわされてしまった。






「くっ!!なんてヤツだ!!どの魔法も、全部簡単にかわしちまう!!!」


「そんなモンか?このレベルだと、魔法を使うまでもないぞ」


「あ!そういえば、コイツ、まだ魔力吸収のガムを噛んでない!!」






「オラッ!!!」






ジャイルは、ゼドルを斬りつけた。






〝ジャッ〟






「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」






ミリカが「ゼドル!!!」と叫ぶ。






「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」






ザレンとファンジェスとファティネがジャイルに斬りかかる。


しかし、ジャイルは、たった一振りでザレンとファンジェスとファティネを吹っ飛ばした。






〝カァン〟






「わあぁぁぁぁぁぁぁ」






「くっ!!コイツは強い!!!」






ミリカが「ホント強い!!こんなの、どうやって倒すの!?」と言った。


ゼドルは「大丈夫だ!!俺達を信じろ!!」と言う。






ゼドルは、「ヤバい・・・もう1時間経つ・・・そろそろ、もう1枚ガムを噛まないと・・・」と言った。


「皆、そろそろ効き目が切れる!!ガムを噛め!!」


「うん」と、仲間達が答える。






皆、ガムを噛んだ。






ゼドルと仲間達は、再びジャイルに立ち向かった。






「はぁぁぁぁぁぁ!!!」


「ムダだ」






〝カァン〟






「うわっ!!!」


「ダメだ!!ビクともしない!!クソッ!!コイツは、一体何なんだ!!この強さ、まるでバケモノみたいじゃないか!!」






〝MaGistic Security Guard〟の中で1番強いリーダーのゼドルも、


珍しく苦戦している。






「諦めるな!!考えろ!!コイツだって、強いけど、どっかに弱点があるはずだ!!見極めろ!!コイツの弱点!!」






ジャイルが「フンッ!!こんなモンか!!甘い甘い!!お前らの攻撃なんぞ、全部見切ってる!!」と言う。


「くっ!!!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る