第2話.帰り道の会話

そして、昼休憩が終わり、


5時間目や6時間目も終わった。






ホームルームが始まった。






「え~、夏休みまで、あと約1週間ですが、


皆さん、最後まで気を抜かないで頑張ってください。


夏休みが近いですが、


今日は、特に、これといって、言う事はありません」






〝キーンコーンカーンコーン〟






聖子がミリカに声をかけてきた。






「ねぇ、ミリカ、一緒に帰ろう」


「うん」






帰り道で・・・・・・






「ねぇ、ミリカ、もうすぐ夏休みだね」


「うん。そうだね」


「アレ?何か、楽しみじゃなさそう」


「そう?ミリカは、何かやりたい事あるの?」


「う~ん・・・ないかな~・・・」


「へ~!意外!!超ロマンチストで妄想家なミリカが!!」


「何よそれ!!(笑)」


「あ~、ごめんごめん!!(笑)」


「あ~、でも!」


「ん?」


「やりたい事はないけど、やる事はある!!」


「え?それは何?」


「大阪のおばあちゃんの家に行くの!!」


「へ~!!良いじゃん!!楽しそう!!」


「うん!!」






しばらく歩いたところで、


道が違うミリカと聖子は別れた。






「じゃあね~!バイバ~イ!!」

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