第23話
あなたの胸の庭に染み込んでみた
カラカラに乾いていたからね
咲きたいと願う明日の種子を
尋ねてみたくなったからだよ
失くしたものなどまだないよ
花はこれから何度でも咲くから
待っててくれる待っててくれる
安らぐ香りを覚えていたんだ
雷鳴は合図なんだって知ってるでしょ
わたしは雨となってあなたを潤すの
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