第18話

雨が上がれば東の空に雲はゆき

感傷の雫はゆらり葉先を離れ

様々な音階で忘却の土に染み込む

太陽は恵み水は巡る星は息づく

喪失なるのではなく生まれ変わる

華やかでなくとも生命は尊い

またいつか またいつでも

安らぎの時を夢見て力一杯生きてみる

羅針盤はあっても無くても

私たちはいつも未来へ向かっているのだ


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