5.5:【実践編】 ステップ4 マジックナンバー7±2を意識してみる
さて、ここで一つ、問題があります。
『2.1:記憶力の秘密、マジックナンバー7±2って?』で述べた通り、人間は、5~9個以上の物体を同時に並べられると、嫌悪感を抱く生物とされています。
ときに、真田十勇士のメンバーは10人。
マジックナンバー7±2に、完璧に引っかかっています。
よって、チーム内を最低2つに分割する必要があるでしょう。
メイド忍者ということを活かすのであれば、『上忍:5人』『下忍:5人』の2グループにわけて、それぞれに、共通の特徴を加えるという手法が考えられます。
また、前提条件がやや崩れますが、『忍者メイド:5人』『普通の武士:5人』にわけて、それぞれで、共通性を持たせてもいいでしょう。
変わり種として、『忍者メイド:5人』『巫女:5人』の2グループにわける、方法もあります。
『巫女』という単語が出てきて、面食らった人がいるかもしれませんが、理由があります。
真田十勇士の【真田】家は、もともと、武田信玄でおなじみの武田家に仕えていた一族。そして、武田家は、巫女さんをくのいちとして養育し、情報収集を行っていたという、歴史的背景があるのです。(※1)
(※1)
平安~明治時代初期までは、特定の神社に所属せず、旅芸人のように全国を放浪して、祈祷&踊って回る、【歩き巫女】という職業が実在していた。
武田家家臣の望月千代女が諜報員として育てていた、【歩き巫女】が有名。
源義経の側室である、静御前。歌舞伎の創始者である、出雲阿国も、広義では【歩き巫女】に含まれるといえなくもない。
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