第2話夜がつらい
ああーーーーーー!!眠れない!!!未来が怖くて怖くて眠れない!!!
不覚です。想定外です。まさか自分がこんなことになる日が来るなんて思いもしなかった。なんだ「未来が怖くて眠れない」って。安いJポップの歌詞か。鳥肌立つわ。
自分が誰にも必要とされずゴミのように廃棄される光景が延々と脳裏を巡ってて眠れない。因みに書いてる現在が深夜の三時過ぎ。明日六時に起きて説明会。因みに適性検査付き。寝た方がいいの分かってんのにどうしてこんなことしてんのかな自分。前述の通りだよ将来が不安なんだよ。
そもそもジャパニーズ就活、ネガティブ野郎に救いないね? いや知ってる。分かるわ、確かにいつも元気で活動的なポジティブ新卒と四六時中なんか頭から苔とカビ生やしてそうなネガティブ新卒じゃ前者と一緒に仕事したいだろうね。こう、あれでしょ。バイト先でリーダーしてて運動系の部活やサークル入ってて休みには川原で無意味に肉焼いてるタイプの皆さんがお好きなんですよね? 同じサークルでも絵とか文字書いて打ち上げで焼き肉食ってるような人種ではなく。
同じ肉を食っている人間だというのに我々はどこで分かたれてしまったのか。私の場合は小学生時代から!! 因みに親も元文芸部。約束されし負の血統。面接なんかでは学校で学んだ文学を活かしてコミュニケーションとは言いつつも、本気で私が学んだことを活かしたら恥の多い生涯を悔やみつついけないお薬に手を出して最終的に病院行きになるのだけれどもそれはさておき。
悔恨と懺悔は続くよどこまでも。あんなにも愛していた布団さえ疎ましく思う日が来るとは思わなかった。いっそこいつが私の不安を掻き立てている気すらする。
隣のカップルが幸せそうに愛を紡いでいるのがまたつらい。
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