第13話 盗賊団討伐

 荷物の中に、昆布と煮干しを見つけました。

 昆布は千切り、煮干しの頭と腹のワタを取り除く、大鍋に玉ねぎジャガイモニンジンざく切りした物と一緒に煮込む、煮えたら味噌を入れて、最後に小麦粉、水で練った物を一口サイズにして、ドンドン放り込むグツグツ、つぶれた団子が浮いて来たらスイトン汁の出来上がり。

 昆布と煮干しの出汁が濃厚に利いて、美味い!!!


 味噌味は、流石に大好評でした。

「「「ミアに胃袋掴まれた!!!」」」

 決行前に食べ過ぎだよ。



 時間です。

 見張りも置いて居ない、砦の門をくぐり抜けます。

「見張りが居ないって?他に何も出来ないから盗賊やってる、バカばっかだね」

「強さに自信持ってるみたいだけど、油断し過ぎ」

 誰かボソッと言ってる、その通りマジ油断し過ぎだよ。


 皆には、革ひもを3本ずつ持って貰ってる。

 盗賊は、生け捕りにして、傭兵奴隷販売所に売る予定です。

 私は良く見えないけど、オメガ達は酔っぱらい盗賊、片っ端から昏倒させ、後ろ手にして革ひもで縛ってる。


 何か予感がした。

 小声で「ミュー弓を構えて!!」

 突然灯りが灯り、

「動くな!動くとお前らのせぇで、罪もねぇこの女が死ぬ事になるぞ!!」

 拐って来た女性でしょう、全裸の女性は慰みものにされていたよう、見たくも無いが男も全裸だよ。

 盗賊名主と思われる男は、事を励んで居たため、夜襲に気付いたようです。

 盗賊名主は、首にナイフを押し付けて、凄い美人の全裸女性を盾にして、オメガと対陣してる。


 全裸美女は、涙と鼻水で、ぐちゃぐちゃな顔に成ってる、恐怖の為じゃなくって、今までの性行為が異常なものだった事が伺える、でも美女は、どんなに成ってても美女だね!!

 私やミューは側面に位置してる「射て!!!」

 ミューの一撃は、盗賊名主のコメカミを射抜いていました。

 美女を後ろ抱きにしたまま、盗賊名主が倒れます。

 美女はもがき、盗賊名主から逃れました。

 ゾロリと、美女のお尻の穴から、盗賊名主の汚ねぇ物が抜け落ち湯気を立ててます。

 うっげぇ~~何か匂って来そう。

 名主凄っげぇ!!闘争の最中も繋がったままだったの?


 眠凶四郎に裸美女抱いて裸で突進、斬られた小林念持みたい。


 凄い豪傑盗賊名主は、高額買い取りして貰えただろうに、少し勿体無かった。

 結果20人全員捕縛、拐かされて居た女性10人全員全裸のため、盗賊の服を剥ぎ取り着て貰いました。

 元の服は、引き裂かれて、全裸にされたそう。

「お前達は、此から服を必要としない、常に裸で待機していろ」と言われてたそうです。

 巨乳板胸、体型はまちまちだけど、10人皆美人揃い、盗賊の皆さん、さぞや励まれた事でしょう·····ち○ぽ、ぶち切ってやろうかしら、それとも金抜き去勢?

 盗賊どもが、起きてからのお楽しみ。


 パイに、ロバンナの荷馬車引いて来るよう頼み、皆でお宝漁りしました。

 裕福そうな商人を主に襲って居たようで、お宝出るわ出るわ、何往復かしないと積み出せない位の大量なお宝。

 Gも宝箱3個にギッシリ入ってる!!ざっと見300万G以上って感じ。


 夜明けまで2時間って所かな?

 大鍋今回は、野菜に干し肉(削った物)を煮込み、夕方の煮干しのワタと頭もいれた、小麦粉団子入り、洋風スイトン汁。

 うん!!此はこれで美味い!!


 絶賛好評、早目の朝食を皆にとって貰って居る内に、ミューとパイを連れて、荷馬車で傭兵の街に向かいました。

 空荷は無駄なので、かさ張る絹反物を積んで行きます隙間に宝石類も積みました。


 夜が明け、街に活気が出た頃に到着。

 熊さんに、ロバの荷馬車販売してる所に、案内して貰いました。

 ロバンナの荷車より二周り程デカイ、大型荷馬車二台とロバ2頭で5万G、お金より荷馬車に積んだ絹反物が良いとの売主の要望で、渡りに船と了承。

 絹反物は積んでる半分で良いそう、店主は此でも貰い過ぎだって言ってた。

 サービスで敷藁に藁布団を大量に貰いました。

 馬車屋太っ腹!!


 ロバの荷馬車3台で盗賊のアジトに戻ります。

 残った絹反物と宝石類は、ミラさんの倉庫に置かせて貰いました。



 盗賊達は、全員昏倒から覚めています。

 囚われの美女達も、やっと助かった実感が湧いたようで、少し元気が戻っていました。

 ただ1人お尻が痛いようで、凄い美女だけがグッタリしてる、痔に成らなければいいが。

 丸薬飲ませておきました・・・きっと大丈夫でしょう。



 さてお楽しみ、今更傭兵奴隷として売っても4万Gと言った所、囚われ美女達の敵討ち、始まり!!

 強盗達は、ガタブル振るえてる。

 美女10人にナイフを持たせ、殺しても良いし、逸物切り落としても良いし、玉袋革ひも縛りの去勢でも良い、玉袋はきつく縛って置けば一月程で腐り落ちる。

 殺すで「ヒッ!!」逸物切りで「ヒ~~~」玉袋腐り落ちで「ギャーーー」

 うん、強盗どもナイスリアクション!!!


「思った通り、好きにして良いよ一人が2盗賊自由にして!!売れば一人当たり4000Gになるけど、どうする?」

 10人全員「汚ない!触りたく無い!!売る!!!」

 と、成りました。詰まんない!!

 盗賊達は、安堵の表情に成りました。


 しっかりとした砦、手放すのは惜しい、燃やすのは勿体無い、LV上げの拠点として、暫くの間の居城にする事になりました。

 そうなれば、お宝は其のままで、大型荷馬車に盗賊を詰め込み、売りに行きます。

 絶世の美女も、痛みが無くなり元気になったので、全員が街で服を調達したいそう、もう一台に乗って貰い出発です。


 熊さん、傭兵が増え過ぎたって、他の傭兵奴隷販売所を紹介して暮れて、そちらに売りに行きました。

 4万4000Gで売れました。

 4400Gずつ皆に配り、美女達は嬉しそうに服屋に入って行きました。

 ちゃんとした服を着ると、皆の美人度がいっそう増しました。

 ついでに、残った絹反物を買い取って貰いました、12万Gでした。

 1万Gずつ、追加で渡そうとすると、重くて持てないって美女達に断られました。

 皆のLV1か2だもんね、無理か、LV上げする?

 にしても馬車屋、確かに渡し過ぎだった、袋詰めの藁のクッション敷き詰めるサービスは、してく呉れて当然だよ。

 ロバの非常食になるし、まっケチケチ言ってもしょうが無い、考えると元は盗賊の物だった。


 食料品を更に買い込み、砦に帰る事にします。



 砦を皆で掃除して、住み良くなるよう家具道具の配置替え!!

 ベッドの敷き藁は全て燃やし、馬車屋に大量に貰った、袋詰めの藁布団に取り換えます、これで気持ち良く眠れるよ。


 女性達の身の振り方、夕食を取りながら話し合いました。

 拉致された時、家族や同行者皆殺しされて、帰る所が無いそうです。

 今更村や町に帰っても、盗賊に散々玩ばれた事は直ぐに知れ渡り、白い目で見られるのは目に見えてる。

 3人に、スクルド神殿の、巫女見習いになると希望された。

 残りの絶世美女を含む7人には、私に着いて来る事を希望された。

「「「LV上げ鍛えて下さい、自分の身は自分で守りたいです」」」


 決意は固いようなので、適性調査、武器の配付から始める事にします。

 それは明日からで、今日は気持ち良いベッドで、ゆっくり寝てもらいます。

 私も寝たいよ!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る