各物語の小ネタ＆裏話

マリアとクラリスの名前について

　我らが主人公、リヴェルの親友であるエルスターを吹っ飛ばして、マリアとクラリスです。

　しかも、二人まとめてです。

　何という酷さ。

　だが、それが私です。行きましょう。

　マリアというのは、確か一話目に書いたまんまの理由です。

　マリア　＝　聖母

　そういうイメージが昔から私の印象にありました。

　だが、ここで私の捻くれ具合が炸裂。

　マリアっていう名前だからって、その通りの性格なぞ面白くないわ！

　そんな私の偏屈さが発揮され、マリアは全くの真逆の性格、もしくは性癖になって頂こう！　となって、現在のマリアが生まれました。

　なーんて言うと、名前から生まれたキャラなのか、とか思われそうですが。

　実際は、逆です。

　つまりは、こうです。

　最初から、リヴェルの友人の一人（女性）は変な人にしようと思っていました。

　それに、エルスターがプレイボーイ代表だったら、プレイガールを作らねばならん（謎の使命感）。

　そして、この二人をラブラブな関係にすれば良いんじゃなかろうか。

　ならば。

　エルスターは紳士（の予定）だから、女性の方は淑女（しゅくじょ）と真逆にしよう。

　そうして、ヒールで踏まれる男性の山が頭に浮かび。

　あ、そういうキャラで行くのなら、聖母と真逆のマリアで行こう。

　そんな感じで名前が決まりました。

　――マジかよ。

　そんなツッコミが聞こえてきそうです。

　でも、事実です。

　そして、肝心のクラリスの方ですが。

　こちらは、私が普段参考資料にさせて頂いている、外人名前名鑑的なサイト様にお世話になりました。

　つまり、勘です。

　――こいつ、適当だな。

　そんなツッコミが（以下略）。

　適当だなんて、そんな真実は無視です。私はクラリスが大好きです（説得力とは）。

　彼女は、リヴェルに対して滅茶苦茶可愛らしく（当社比）アタックしようと考えていたキャラでした。

　マリアよりもステラよりも女の子らしい感じにしてやるぜ！

　女の子をなかなか上手に書いてあげられない。そんな私の、無謀な挑戦から出来上がったキャラでした。

　頑張りました……。本当、頑張りました……。そうなっていたのならば嬉しいです。

　そして、彼女については、「カ行」から始まる名前にしたいという私の希望から、私の心にヒットした「クラリス」にしました。

　名前よりも、キャラ設定にかなり頑張りましたので。

　結構思い入れのあるキャラです。

　当然、マリアも思い入れのあるキャラです。

　当初考えていたよりも、かなりカッコ良い女性に出来ていたら……良いなあ（希望）。