父天狗との再会
午後十六時十分。やくも十七号は新見駅に緊急停車していた。
アマネの仕業である。
適当に車掌室の操作盤をいじくり回し、誤作動が起きたように見せかけた。いや、実際にいじっちゃいけない部分を触ったようで、けたたましい警鐘が鳴り響いた。
「うわあ、うわあ! なんだこれぇ、どうなってるんだよぉ、ふざけんなよぉ」といった車掌室から漏れ聞こえる運転手の焦り狂う声が、野沢の耳にへばり付いている。思い返すたびに申し訳なさで胸が苦しくなる。
狙い通り、二人は運転手に直談判し、新見駅で降ろしてもらうことになった。
すぐさま駅を飛び出して、人気のない高架下に駆け込む。
「人が目の前で消えただの、瞬間移動しただの。世界では多くの怪奇現象が噂されているが、そのうちの一つが天狗による高速移動っつうのは、何人が気づいてるんだろうな」
アマネが後ろから野沢を抱きしめる。傍目からはいちゃつくカップルにしか見えないだろう。
「極少数だろうよ。ネットですら、そんな内容の話を見たことがねえ」
ははっとアマネが笑う。
「まあ、人の目には一瞬で消えたように映るからな。動体視力の高い犬や猫の方が、人よりも世界の真実を知ってるように思うね、私は」
「じゃあそろそろ行こうぜ」
「そうだな」
ビュッと風を切る音が聞こえた。野沢がそう認識した時には、既に上空を飛んでいた。
初めてアマネと出逢った時と同じく、後ろから抱きかかえられる。
みるみるうちに、建物が上から下へと流れていく。シューティングゲームの世界に飛び込んでしまったかのようだ。
「どれくらいで着くんだ!」
「ここからなら五分ほどですね」
鳳仙達の存在が藍玉に知られてしまった可能性がある以上、悠長に構えているわけにはいかなかった。
仮に知られていた場合、鳳仙達の安否、天狗達の動き、藍玉の動き……それらが火急の如く、目まぐるしく展開していくことは明らかだった。
鳳仙達の身に危険が迫っているのだとしたら、四の五の言っていても仕方がない。藍玉が策を講じようと、天狗達が黄泉の国に押し入ろうと、それは二の次である。今の二人には鳳仙達の命の灯火を守ることこそ最優先事項である。
「着いたぞ」
そこは人里離れた山の中だった。鬱蒼と生い茂っているわけではなく、伊賦夜坂周辺は切り開かれており、伝説の地に沿うように駐車場が設けられていた。
アマネがヒュンと、その駐車場に降り立った。
目の前の一段高い道に、小さな鳥居の側面が見えた。鳥居をくぐった先には、ここが黄泉比良坂であることを記した石碑、桃の木、
駐車場から見えたのはそれだけではなかった。
「何奴!」
伊賦夜坂には大勢の天狗が居座っていた。
駐車場を囲むようにして大勢の天狗が大挙しており、野沢とアマネをぐるりと囲い込む。一段上に位置する黄泉比良坂の領域――千引石の上に座っている大柄な天狗が立ち上がった。その天狗の隣に、くちばしを生やした烏天狗が並び立つ。迦楼羅天である。
「まさか……アマネか?」
「おとっつぁん!」
アマネがタタタッと駐車場を突っ切って、小坂を登ろうとする。眷属の天狗達が
「よい。儂の娘じゃ」
娘? な、なんと……。もう一人の男は何者じゃ?
天狗達が口々にどよめきながら、アマネの道を開けた。
太郎坊の胸に飛び込む。天狗は自分の娘をがっしりと抱きとめた。
「お前、なにしに来たんじゃ」
「久方ぶりに再会した娘に対する言葉じゃないぜ?」
太郎坊は腕を離し、アマネを地面に降ろした。駐車場では野沢ただ一人が、天狗たちの差し向けた錫杖に囲まれている。複雑な表情を浮かべて、ポケットに手を突っ込み、親子の再会劇を遠くから見ている。
太郎坊は他の同族とは違う格好をしていた。所々に金の刺繍が施された赤い羽織に、白の法衣を着ている。天狗のモチーフとも言うべき結袈裟も付けていない。その代わりに、腰には一本の刀を差していた。
風貌は天狗の親分にふさわしいものだった。真っ赤な顔に、ピノキオもびっくりの長く伸びた鼻。そして毛筆のように長く、太く、真っ直ぐに伸びた口髭と顎髭。また腰まで伸びた艶のある白髪は頭の後ろでまとめている。
ただ髪に関しては、結んだ先からぶわりと幅広に伸びているので、結んでいる意味は無いようにも見える。だが前髪も全て後ろに巻き込んで結んでいるところから、前髪が邪魔で結んでいることが伺えた。
アマネが太郎坊から今一歩離れて、後ろで両手を組んだ。それからニッと笑った顔を父親に向ける。
「ま、再会の涙と怒りの鉄拳は全てが片付くまで取っておこうか」
「おお……良い顔で笑うようになったな、お前」
アマネは天狗に囲まれている野沢を見て言った。
「ダーリンの笑い方をマネたのさ」
「だーりんだぁ? 外来語には疎いが……お前の熱を帯びた声で、いけ好かねえ言葉なのは分かった」
太郎坊が眷属達に身体から向け、片手を天高く上げた。
「おう、おめえら。よく聞け」
ばばっと野沢を取り囲む天狗達が、太郎坊に向き直る。
「そいつを殺せ」
「ば!? おい、冗談だろ!?」
野沢が素っ頓狂な声を上げて、身構えた。天狗達は太郎坊の命令を聞き、野沢に向けて槍を突きだした――瞬間。
「冗談だ」
太郎坊が片手を降ろす。天狗達の突き出した矛先は野沢の脳天、首元、左胸を貫く寸前でピタリと止まっている。
野沢が腰を抜かして、地面に尻もちをついた。
「ビビって小便を漏らすクセが付きそうだ……」
「はっ。軟弱者めが。とっととこっちに来い。本当に殺しちまうぞ」
太郎坊が顎で野沢を呼ぶ。その隣でアマネと迦楼羅天が苦々しい顔を作る。
「相変わらず、意地が悪いなあ……おとっつぁんは」
「親バカなんだよコイツは」
アマネと迦楼羅天の言葉を、太郎坊は「ふん」と鼻で笑って往なした。
「では再度問うぞアマネ。なにしにきた」
「黄泉の国に天狗達が入り込もうとしている。それを止めたい」
アマネがキッと太郎坊を見上げて言った。後方からやってきた野沢が彼女の隣に並び、わずかに頷く。太郎坊は訝しげな声を上げた。
「入り込むだあ? 唯一の入口であるこの場所は儂らが守っとる。どうやって――」
そこまで言って、太郎坊は何かに思い当たったようだった。
「まさか友人町の『友人門』か? じゃが、あそこは明治の時代に……」
「その当時、何があったのかは改めて聞かせてもらうとして……藍玉という組織がその『友人門』っつうのを掘り起こしたのさ。天狗達と奴らは手を組んで、今にも黄泉の国への門を開こうとしてる」
太郎坊は顎髭を弄り始めた。その隣では迦楼羅天が腕を組んで目を瞑っている。
「ふむ。それが真なら、事態は急を要するな」
「ところで、他の大天狗はいないの? ……あとお母さんも」
アマネが先ほどから気になっていた事を口にした。顎髭を弄っていた手が一瞬だけ止まる。
「波音は愛宕山の神社に預けた。先に言っておくが護衛として前鬼と鞍馬を付けているから障りはない」
沈黙がやってきた。
野沢は違和感を覚えた。その出処は分からない。
「全部片付いたら、家族会議だぞおとっつぁん」
「……ふん」
だがアマネと父親の会話でその答えを知る。
太郎坊は妻である波音とアマネを側に置きたがらないようだった。アマネを波音の元に預けて姿を消していた太郎坊。最愛の妻を他の大天狗に下で守らせる太郎坊。どちらも危険から遠ざける手段としては正しいが、父親として正しいのかどうかと聞かれたら、素直に首を縦に振ることは出来ないだろう。
家の者を皆殺しにされ、近しい存在であるはずの夫の手によって、遠くに隔離されたアマネの母親。彼女の心中を慮ると、とてつもなく胸が締め付けられた。本来ならばアマネや太郎坊の側にいたいだろうに。
「爺ちゃんだって殺されたんだぜ。おとっつぁんが側にいてくれたら死ななかったかもしれない」
アマネはなんとも言えない顔をしていた。悔しいのか、悲しいのか、怒っているのか、憎んでいるのか。いくつもの感情を含んでいる顔だった。迦楼羅天が気まずそうにそっぽを向いた。
「お前、気づいていたのか」
「父親と母親の年齢が二十五歳差とか、勘繰らない方がおかしいだろう。人との繋がりを絶ちすぎて常識が狂ってんだよ、おとっつぁんは。んなもん調べるに決まってるだろう。……それでも七歳から接してきた私にとっては父親であり、爺ちゃんだったけどな」
父親だった人が実は祖父だっただと?
衝撃的な会話が繰り広げられている事は分かったが、野沢は空気をよんで沈黙を貫いた。やがてアマネがふうと息を吐いた。表情が柔らかいものに戻る。
「まっ、続きは家族会議でするとして……他の大天狗はどうしたのだね?」
太郎坊が髭から手を離し、腕を組む。
「お前、滅法頼もしくなったな」
「褒め言葉も後で聞いてやる」
ニヤリと笑うアマネに、太郎坊が同じくニヤリと笑った。
「儂らの陣営にいるには、ここにいる三郎と先ほど述べた前鬼と鞍馬、そして敵の居所を探して日本中を飛び回っている豊前坊(ぶぜんぼう)だけじゃ。残りはあちら側についとる」
「そうすると……敵さんは白峰相模坊、相模大山伯耆坊、比良山治朗坊の三人か。血の気の多い治朗坊が狼藉を働くのは容易に想像がつくのだが……他の二人が分からんな。あ、いや、伯耆坊についてはテラスちゃんのところでチェスをしてるのか。とすると……実質はあと二人と考えるのが妥当か」
固有名詞がぽんぽん出てきて混乱し始めた野沢に気づいたのか、アマネが説明臭い形で言葉を紡いだ。
「伯耆坊がチェスだあ?」
と、迦楼羅天。
「テラスちゃんとは誰のことだ」
と、太郎坊。
「テラスちゃんってのは、天照大御神のこと。一目散にここまでやってきたから、私達も詳しくは分からないのだが、伯耆坊と打ち解けたらしい。敵の頭数から外して問題ないだろう」
「なんと……天照殿まで絡んでいるのか」
「知り合いなのかね?」
「まあの」
太郎坊の反応は、明らかに天照大御神を知っている様子だった。だが、詳細には触れてほしくないのか口をつぐんでいる。
「で、今回の謀反者は治朗坊で良いのかね?」
時間を気にし始めたアマネが本題を切り出した。確かにもう少しで十分が経過してしまう。鳳仙達のことを考えると、そろそろ動かねばならない。
「いや、治朗坊ではない。相模坊だ」
「ほう。理由は?」
「言いとうない。あやつの此度の行為は大天狗としての恥だ」
そう言い切ってから、大天狗は重々しく首を振った。
「だが罰するつもりもない。あやつが此度の騒動を起こした胸中も、推し測れば必然たるものだ。どのみち遅かれ早かれ狂乱していた。それが今世紀だったというだけのこと」
「そうか。分かったよ」
アマネが太郎坊に返事をしつつ、野沢に目配せをした。彼女も時間を気にし始めたようだ。
「おとっつぁん。一緒に友人町まで来てほしい。山吹家の仇討ちのために。藍玉の陰謀を阻止するために。相模坊の暴走を止めるために。私はおとっつぁんが知ってる私よりも、千倍強くなった」
彼女は意志のこもった瞳をたたえて、太郎坊と迦楼羅天を見た。野沢もそれに乗じて二人の天狗に頷きかけた。
太郎坊がケッと吐き捨てて言う。
「一を千倍にしたところで、千にしかならんじゃろうて」
太郎坊の返しに、ククっと迦楼羅天が声を押し殺して笑った。当然アマネは顔をムッとしかめる。
……と。ふいに太郎坊がアマネに手を差し出した。彼女の視線がちらりとその手に動き、再び太郎坊の顔に戻った。
「ま、それでも千にはなったということだ。共に行こうぞ。お前の命はお前で守れ」
「……おうとも!」
アマネがニッと笑い、太郎坊の手を握った。なにはともあれ、長年離れ離れになっていた父と娘が心を通わせた瞬間である。野沢が珍しく暖かい笑みを浮かべた。
「時にアマネ。お前、妖は使役しておらんのか? それでは命がいくらあっても足らんぞ」
くいくいと太郎坊が宙に向かって人差し指を動かす。
すると空気が震え始めた。木々がざわざわと大きく揺れ、空から大量の清水がグルグルと渦を描いて降りてきた。ソレは太郎坊の頭上で留まったかと思いきや、徐々に姿を現し始めた。
「で、でけえ!」
野沢が腹の底から声を張り上げた。
ソレは巨大な真っ白い狐だった。だが狐のトレードマークである尻尾が一つもない。太郎坊が狐の頬を撫でながら言った。
「こやつは空狐のシロという。三千年前、仏の命により京と、京の愛宕神社を守るため、日本へと降り立ってからの仲じゃ。儂の娘とあらば、妖狐を遣えるのが道理だろう……ほれ」
そう言うと、頭上の木々の枝を伝って、タッタと白い狐が降りてきた。アマネに向かい合うように座り込む。眷属達も含めて、この場にいる者を全員背中に裕に乗せることが出来る空狐の巨大さで印象は薄れるが、アマネの前に座り込んだ白狐も十分に大きい。そのサイズはオスライオン以上あるだろう。首には赤い布のようなものを巻いていて、後ろで一本の尾を生やしている。
「ソイツをやる。有事の際には駆けつけてくれるじゃろう。名前は好きに付けるが良い」
「ほうほうほう! マジかおとっつぁん! 可愛いなあお前!」
アマネは白狐の間にしゃがみ込み、わしわしわしと撫でやる。気持ちよさそうに白狐が目を細めた。
「杏仁豆腐! お前の名前は杏仁豆腐だ!」
白狐と太郎坊が目をパチリと開けた。迦楼羅天が再度くっくと笑う。
「お前……それは中国の菓子の名だろう」
太郎坊が呆れるのと同時に、白狐が身をよじらせて、アマネの下から離れた。無言の抵抗である。
「えー。絶対可愛いって。杏仁ちゃんとかテンアゲだろう!」
太郎坊と白狐が同時に顔をそむけた。
「ところでアッキーには無いのかい? 陰陽の契も結んだし、生涯のパートナーとしてツバ付けてる奴なんだけど」
そこはかとなく、期待の眼差しを太郎坊に向ける野沢。
「こいつにはやらん。石ころなら投げつけてやるがな」
が、即答だった。ぐぬぬと野沢が顔をしかめる。
と、そこで迦楼羅天がついに堪えきれなくなって、大きく笑い声を上げた。
「いやいや、急ぎの時なのにすまねえ。でも、お前らやっぱり良いコンビだよ。そのデコボコ加減がたまらねえ」
そして……迦楼羅天は自身の烏天狗の仮面を持ち上げた。ハンサムな顔が現れる。適度に日焼けしていて、オシャレな顎髭をこさえていた。おまけに左耳には銀のリングを模したピアスを付けている。バリバリに現代人の様相である。
アマネから事前に話は聞いていたが、それでも人ではない象徴であった顔が、実は仮面だったという事実に直面するとギョッとする。
アマネが言うには、飯綱三郎は飯綱権現でも迦楼羅天でもないらしい。飯綱三郎は、飯綱権現から神託を受け、飯綱山の山頂に飯綱権現を祀ったと言われる『飯綱山千日(せんにち)太夫(だゆう)』こそがその正体だという。千日太夫は飯綱の法という行法を広めた者として有名で、かの有名な戦国武将である武田信玄や上杉謙信も信奉したようだった。また飯綱の法は実に忍者的な恩恵を授かることで有名で、後の伊賀と甲賀にも飯綱忍法として奥義が伝わっていたという噂もある。さらに妖怪好きの間では知らない者はいないと言っても過言ではない『管(くだ)狐(ぎつね)』を使う呪術も飯綱の法の一つであったりと、多くの言い伝えを残している人だった。
神通を自在に操る力と不老不死の力を得て下山し、修験道場を開いたとされる千日太夫が天狗だという説は、確かに信じられなくもない話である。
天狗の面を頭の右側に乗っけて、迦楼羅天が天狗坊を見た。
「こいつは不器用かつ親バカだからな。アマネちゃんや奥さんが絡むと、てんでダメになる」
それから野沢に向き直り、
「だから明人――お前の面倒は俺が見てやるよ。男にカルラちゃんと呼ばれるのは気持ちわりいから、カルラとでも呼び捨てにすると良い」
はっはっはと豪快に笑った。だんまりを決め込む太郎坊と、キラキラとした双眸で二人を交互に見やるアマネ。
「い、いいのか? 俺なんてアマネの三分の一にも満たない人間だぞ?」
「なぁに言ってんだ。俺だって最初は人間だよ」
カルラは言いながら、懐に手を伸ばした。
「ほら。とりあえずちょっとした運試しだ」
懐から出てきた手には、一本の竹筒が握られていた。管狐の住処として扱う有名な代物である。それが野沢の前に差し出される。
「この竹筒に棲みつく狐は、明人の気質に左右される。お前がどのような妖狐を呼び寄せるのか楽しみにしているぜ」
「なにがなんだか分からんが、分かった」
野沢は流されるがままに竹筒を受け取った。
「いよし! 頃合いだろう」
と、アマネが手をパン! と叩いた。
「さあさあ! いよいよ正念場! 己の力を驕った者共に天誅を下す時だ!」
アマネが野沢を後ろから抱きかかえる。
「藍玉のアジトまで私が案内する。私の後ろを付いていくとなると、遅くてじれったいかもしれないが我慢してくれ。善は急げだ、いくぞ!」
アマネが一足先に野沢を抱えて飛び立つ。
カルラと太郎坊が顔を向かい合わせた。カルラが太郎坊に歩み寄り、その肩をぽんぽんとニ、三度叩く。太郎坊はゆっくりと片手を眷属達に上げ、一斉に飛び立った。
カルラだけがその場に残り、千引石の上に腰を降ろす。それから頬杖を立てて、にんまりと笑いながら目を閉じた。
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