忘
轟音。灰色の空が近付いて、青い地面が遠退いて、赤い闇に溺れ落ちる。
拝啓、無力から奪った大罪人へ。
長年の嘲笑と一時の懺悔は、同等でしょうか。
切り刻み血で染め骨を折り人形の如くに操って笑ったのは、誰でしたでしょうか。
搾り取るだけ搾り取って後悔なんて、茶番劇も甚だしい。
許さない。
許さない。
貴方の罪が貴方の人生から彩度を奪います様に。
貴方の心が貴方の人生を蝕みます様に。
人生が何度繰り返しても、何度でも、何度でも、何度でも、
お前の世界を堕とす為に死んでやる。
明日の朝には忘れるのかしら。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます