轟音。灰色の空が近付いて、青い地面が遠退いて、赤い闇に溺れ落ちる。


拝啓、無力から奪った大罪人へ。


長年の嘲笑と一時の懺悔は、同等でしょうか。

切り刻み血で染め骨を折り人形の如くに操って笑ったのは、誰でしたでしょうか。

搾り取るだけ搾り取って後悔なんて、茶番劇も甚だしい。


許さない。

許さない。


貴方の罪が貴方の人生から彩度を奪います様に。

貴方の心が貴方の人生を蝕みます様に。


人生が何度繰り返しても、何度でも、何度でも、何度でも、

お前の世界を堕とす為に死んでやる。



明日の朝には忘れるのかしら。

















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