「冗談」2018/12/22

「大城、愛してるー!」

「ごふッ?!」

そう言うとイタズラ好きの女子は、大城に飛びついた。

当の大城は喉にハンバーガーを詰まらせ、えずく。

「やだなー、冗談に決まってんじゃん! 私が嘘吐きだって知ってるでしょ?」

「いやそれはアウト! お詫びの天秤子たんのフィギュアを所望する!」


「天秤子たんって何?」

「正義の美少女、天秤子たんだよぉ! 君、漫研のクセに知らんのかね?!」

「私、幽霊部員だし」

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