「クリスマスの裏切り」2018/12/19

街の道端で項垂れている後輩(女)を見つけた。

「よう。どうした?」

「先輩……」

唐突な涙目の上目遣いに、思わずドギマギしてしまう。

「な、なんかあったのか?」

後輩は鞄をギュッと抱きしめると、答えた。

「……友達に裏切られました。クリスマス暇だって言ってたのに、デートしてたんです」


「俺でよければ買い物、付き合うけど」

「ほ、ほんとですか?! じゃあ今から一緒にアニメイト行きましょう!」

「え」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る