陸上部の恩田くん「高級サバ缶」

年末のバーゲンセールで、俺はデパートの前にできた行列に並んでいた。

お目当ては高級サバ缶、一択。

「約束したからな……アイツと」

俺は寒さに震えながら、家のコタツで丸くなっているであろうアイツのことを思い浮かべた。

「待ってろよ、ミケ。高級サバ缶、絶対ゲットしてやるからな!」


苦労の甲斐あって、高級サバ缶はゲット出来たが、年明け早々風邪を引いた。


2018/12/10

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る