第10問 最終問題

答えは『1』だ!

俺は紙の解答欄に記載をして指示通り一枚千切って壁にある穴へと投函した。


次が最後の問題か・・・

ここまで9つの問題を解いてきたがずっと違和感を覚えていた・・・

過去に見た事がある?

そんな気がするが答えを直ぐに導き出せないので勘違いだと自分を納得させ最後の1枚になった紙をジッと眺める・・・


まさかな・・・


俺は自分でもそんな訳が無いと分かっていながら目の前の問題が浮かび上がるのを待つ・・・

なんにしてもこの問題を解けば解放されるんだ。

元の日常に戻れると言う安堵からポロッと出た一言に俺は鳥肌が立った・・・


次は何にしようかな・・・


嘘だ、違う、そんな筈が無い!

俺は必死に頭を振って邪念を払う。

そして、それを助けるかのようにあの声が響いた。


「それでは最終問題を開始する」


放送と共に浮かび上がる問題にやはり見覚えがあるような気がするが気にせずに問題に注視した。



最終問題


?に入る数字を答えよ


72

27←99

18←45

21←39

? ←36

13←28

7 ←21



まるでIQを調べるテストの様な問題に首を捻るが直ぐに答えは分かった。

そうだ、この問題・・・

俺は最後の回答を記入していくのであった・・・

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