365日の私

優姫(ゆめ)

プロローグ

私は病気らしい

しかも、前例がほとんどない。

「失色病」

名前の通り色が無くなる病。

生きるかも死ぬかも分からない、そんな病。

だから私は、日記を書くことにした。



死んでも知ってもらえるように。

人は、2度死ぬから、

2度目がないようにするために。








これを読んだ人は教えてあげて。

こんな子がいたんだよって。

私の人生を教えてあげて。

だって、もう二度と死にたくないから。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る