自主企画用設定『アッシュワールド』
負け犬アベンジャー
世界設定
・概要
参加者の皆様はそれぞれメインとなる『ハンター』キャラを用いて、他の参加者様が提供した敵、『ターゲット』キャラと戦いを書き綴っていただきます。
・あらすじ
『パーフェクト・ワールド・カンパニー』通称カンパニーは異世界をまたにかけ、勢力を伸ばす営利組織だった。
業務内容はほぼ軍需産業、具体的には異世界へ転生あるい転移した際に発生する『チート』を研究し、異形の生物を生み出すこと、異世界で得られた知識と技術を統合し、最新の兵器を量産、販売すること、あるいはそれら戦力を自社で使用し、異世界を侵略、その後その異世界の人、物、文化、知識、異世界そのものを転売すること、まとめると悪の組織だった。
しかしいくつかの陰謀の失敗と不祥事の発覚、敵対勢力の盛り返しにより前社長が辞任、更に半ばクーデターに近い形で新たな社長が就任することとなった。
新社長就任、新たな、そして正い経営方針によりカンパニーは悪事から一切手を引き、これまでの贖罪の意味もあって、慈善組織への改革を押し進め、新たな一歩を踏み出す。
結果カンパニーは一気に傾き経営危機に、その資産と人材のほとんどを失い、残るは資産価値ほぼゼロな異世界の『アッシュワールド』と、そこに建てられたテラフォーミングのテストとして作られた12のドーム、『カレンダーコロニー』のみとなる。
それでも新事業と残る技術で立て直しを図り、奮起するカンパニーだったが、それ以前に内部でのいざこざが勃発、派閥争いに他業種からの介入、連動して著しく治安が悪化する。
この問題解決のため、新社長はコストカットと中立かつ信用できる手段としてアウトソーシング、外部の第三者による治安維持を目的とする『バウンティーハンター制度』を取り入れることになった。
・アッシュワールド
カンパニーが唯一完全に支配している異世界。魔法、科学、化物、チート何でもありで混沌としている。
空は常に赤く、大気はほとんどが二酸化炭素、陸地も灰に覆われ、海も川も炭酸水となっている。
当然生物はおらず、生活圏は酸素のある『コロニー』内部に限られる。
過去、生物がいた痕跡があり、それどころか灰の下には一定水準以上の遺跡が眠っている。
何代か前の社長の指揮のもと『稲』による浄化作戦により荒廃した世界、ということがまことしやかに伝えられている。
・カレンダーコロニー
アッシュワールド内に存在する唯一の生活可能空間。
①~⑫まであり、①を北に、等間隔で円を描くように並んである。隣同士なら肉眼で見える程度の距離にある。
つくりは大体同じで、直径15㎞の円形の土地に高さ最大1600mになる透明なドーム状の天井が張られている。この内部に二酸化炭素よりも軽い酸素を送り込むことで居住空間を確保している。
一方、地面はむき出しで、天井よりも下では隙間風も多く、外の大気が入り込んでの事故が多い。
コロニーの出入り口は円の内側と外側の二か所のみ。それ以外は大気漏洩の恐れから厳重に監視されている。基本的に、内側の出入り口付近が治安良く、外側の出入り口付近に行くほど治安が悪くなる。
カレンダー間の移動は機密性の高い専用車両か円の内側を走る鉄道を用いる。が、それらの移動には厳重な審査と料金が必要で、自由に行き来できるのは上層部か、『バウンティーハンター』に限られる。
酸素が貴重なため、炎の使用は厳しく制限され、銃器の使用、単純所持は重罪とされているが、大体みんな守ってない。
・コロニーマスター
それぞれのコロニーには原則、支配者とされる人物が一人ずつ設定されている。
権力としては実質、社長に次ぐものがあり、コロニー内の治外法権も認められている。
権限としては各インフラの稼働停止、さらには三人以上でならば他のコロニーへの介入も可能となる。
また、ターゲットの任命権も有しており、裁判官の役割も担っている。
当然、力を持てば暴走するもの、彼らも例外ではない。
・バウンティーハンター(通称:ハンター)
新社長直属の治安維持部隊、経歴は様々、またハンターになった経緯も個人個人で異なっており、中には「道を歩いてたらスカウトされた」なんてのも合ったりなかったりする。
最低限の条件として、一定以上の戦闘能力、道徳、常識が求められる。それ以外に社長からの委任も必要だが、詳しいことはハンター自身もよくわかってない。
各人員には身分証となるカードと、捜査権限、移動権限、抹殺権限が与えられる。
仕事としては、各人員に星の数で五段階評価された『ターゲット』を排除、無いし無力化することで報酬を得ることができる。
色々と困窮してるカンパニー内部で特権を持ちそれなりに良いサラリーを貰ってるハンターは敵が多い。
※他の参加者の方にスピンオフやゲスト参加ができるかどうかは個々の判断にお任せします。
・賞金首(通称:ターゲット)
コロニーマスターから発行された認定書により、カンパニーおよび人員に悪影響を及ぼすと認定された存在。
人間、生物に限らず、ロボットや現象もターゲットとなる可能性がある。
それぞれのターゲットは星によりランク分けされており、多いほど報酬が多く、危険度も高い。
星1
邪魔、いるよりいなくなった方が都合がいいレベル、一日の生活費ぐらい。銃弾などの消耗品なら戦闘一回分ぐらい。
星2
軽犯罪、明らかに法令違反を犯しているレベル、一週間の生活費ぐらい。一般的な銃器や機械のメンテナンス費用ぐらい。
星3
重大犯罪者、人命に害を及ぼすレベル、一か月の生活費ぐらい。中古の車やオーダーメイドの武具ならなんとか買えるレベル。
星4
コロニーの敵、コロニーの維持及び多くの人命が危険にさらされるレベル、半年の生活費ぐらい。合法的で一般人が買えるものなら大体が買えるレベル。
星5
カンパニーの敵レベル、この世界にいる全ての生物が死滅するかもしれないほどのレベル、一個人で討伐できれば一生不自由なく生活できるレベル。そしてもしも一個人が討伐できても信じてもらえないのでほぼタダ働きレベル。
※キャラの強さに関しては特に制限を設けません。ただあまりにも広範囲にかつ永続的に影響を及ぼすようなのはほどほどにお願いします。
・ゲスト
その他、敵でも味方でもないフリーなモブキャラ。他の人でも流用可能かどうかは個々の判断に任せてます。
・異世界転移
カンパニーの技術的には容易に行えるが、そのための施設、条件はある程度制限されている。
特にこのアッシュワールドは、大気が二酸化炭素なため、大気漏洩防止のために、異世界および同一世界観での転移、転送などが全面禁止されている。当然、守ってるやつはいない。
逆に、この世界に転移してくるものはコロニーの内部に来るよう調整してあり、外で死んでるなんてことはめったにないとカンパニーは発表している。
なお、正規ルートとして、星を十個集めることで2m×2m×2mに入る物体と任意の異世界に一回だけ転送できる。
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