04

明日がほしいわけじゃない。

生きる術が知りたいわけじゃない。

存在理由がほしいわけじゃない。


そんなの要らない。欲しくない。知りたくない。


ただ、何も考えないで泥のように眠りたいの。

痛くて苦しい夢を見たいの。


這わせる刃の温度を知るたびに

私は私を殺したやつらの顔を切る。


いっそのこと、全部が雲になって離れてしまえばいいのに。

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