第26話 脱退








「魔法隊! 剣士が黒鬼馬を処理したらバイコーンへ一斉攻撃! 弓隊は魔法攻撃の後に牽制をせよ! 」


「く、黒鬼馬討伐完了…… 」


「魔法隊攻撃よーい! 撃てっ! 」


『水刃』 『火矢』 『土弾』 『風刃』


「バイコーン、動きが止まりました! 」


「弓隊斉射よーい! 撃て! 続いて剣士隊と槍隊突っ込めー! 」


「「「ハァハァ……了解 」」」


「中隊長! 北からオーガの群れ80だ。対処しろ! 」


「くっ……ハッ! 盾隊前方に半円に展開! 魔法隊先生攻撃準備! 」


「「「…………了解 」」」


第一方舟攻略連隊をこの中世界草原フィールドに連れてきて3日目。初日にゆっくり休んだ後は二日間24時間戦い続けさせている。途中魔物の誘導を減らし三時間のみ交代で仮眠を取らせた以外は、次の魔物が来る20分ほどの間に食事とトイレ休憩があるだけだ。三連戦して小休止の繰り返しでここまで戦わせてきたが、いよいよ体力の限界っぽい。

途中疲労で倒れたものは後方に下げ、俺が個別に時戻しを掛けて戦線に復帰させている。

腕と足をもがれた者は手足がくっついても心が折れたのか、泣きながらもう無理です戦えませんとヌルいことを言っているのでリムが最前列に囮として放り出した。その以降、泣き言を言う者は一人もいなくなった。

ただ黙って泣いているだけだ。


《 うっ……うう……もうこんな地獄イヤ……指を噛みちぎられても元に戻され、顔を半分噛みちぎられても元に戻されて……もう死なせてほしい…… 》


《 うっ……うう……あはっ……アハハハハ! うっ……ううっ…… 》


《 気を確かに持て! 終わらない戦いなどない! 次の襲撃に対処すれば少し休める! 狂うな! 無心で戦え! 》


《 コロス……ムカックル……マモノハスベテ……コロス…… 》


《 ぎゃははは! 見ろよ! 俺の心臓が見えるぜ? ほらよく見え…… 》


《 山田! 衛生兵! 中級ポーションを頼む! 虫の息だ! 》




「旦那さま〜コイツら頭がおかしくなってるよ? このままで大丈夫かなぁ 」


「ダーリン……ちょっとマズイかも……」


「そうか? こんなもんじゃないか? 光一たちもこうなってたぞ? 」


「そうね、でもコウ。正気を保っているのは中隊長くらいじゃない? そろそろアレをやる時だと思うわ」


「そうですね。私もそろそろ頃合いかと思います」


「ふむ……そうか。皆がそう言うならやるかな」


俺はもう少しいけると思ったが、凛たちがそろそろ隊員たちが限界だと言うので夜も更けてきたし人参をぶら下げることにした。


『魔物の誘導に出ている者たち、30分後にタイミングを合わせて三方向から襲撃させろ。リムたちは上空にて判定役を頼む! 』


『『『はい! 』』』


「シルフィ、声を全員に届けてくれ」


「わかったわ。シルフお願い! 」


『精強なる連隊の兵士たちよ! これより500の魔物の襲撃がある! 』


《 《 《 !? 》》》


《 マジかよ……死ぬ……いや、やっと楽になれる…… 》


《 やっとこの地獄から抜け出せるのね…… 》


《 もういいわ。死んでもいい……もう腕をもがれるのも自分の内臓を見るのもイヤなの…… 》


《 アハハハハ! 死ぬ! みんな死ぬ! 》


『この襲撃を乗り越えたなら全員に安全地帯のテントで7時間の休憩をやる! 初日に食べた食事も用意しよう! さらに各隊で一番活躍した上位5名の者に豪華装備をやろう! 盾士には総黒鉄の盾! 剣士には総黒鉄の剣! 槍士には総黒鉄の槍! 弓士にはジャイアントトレントの弓! 魔法士使いには中級魔法書だ! 」



《 な、なん……だと? あのこの世のものとは思えないメシがまた食えるだと? 》


《 きゅ、休憩……それに黒鉄の盾……将官しか持っていないあの…… 》


《 アハッ? ごはん? 寝れる? くろてつの槍? あはっ! あはははは! やる! やってやる! 》


《 キャーー! あのスイーツがまた食べられる! それにジャイアントトレントの弓って絶対あの高級なトレントの弓より良いやつよね? 私がもらうわ! 》


《 中級魔法書? あの特魔隊と同じ……欲しい……絶対欲しい! 》


《 やってやるわ! 何がなんでも絶対火の中級魔法書を手に入れるわ! 》


「判定は光魔たちが公正に行う! ほらっ! これが現物だ! これが欲しかったら戦え! そして生き残って死ぬほど美味い飯を食え! 装備と飯と風呂は目の前だ! 」


「「「お、おおおおおおお! 」」」


よしよし、初日の豪華待遇が功を奏したな。どいつもこいつも目をギラギラさせているな。


「あははは! 顔付きが一気に変わったな! そうか! そんなにあたしが作った料理が食べたいのか! 」


「初日に置いた料理は全部なくなってたわよね。マリーたちと一緒に作った甲斐があるわ」


「ふふっ、マリーたちはスイーツを出すのを渋ってたわよね。自分たちが持ってきていたスイーツがまだあるのにあの子たちは食いしん坊過ぎよね」


「ふふふ、光希に怒られて渋々Light mareの共有アイテムバッグからスイーツを出してましたからね。かわいい子たちです」


「持ってきたスイーツは一年で計画的に食べることにして、それ以外は自分たちで作ったのを食べるとか言ってたからな。おかげで砂糖や蜂蜜に卵やドライフルーツの消費が激しいんだよな。困った奴らだよ」


マリーたちは持ってきたPCにあらゆるスイーツのレシピと作り方の動画をダウンロードしてきており、毎日のようにスイーツ作りに励んでいた。どうもマリーたちの味覚は甘いものしか感知できないらしく、食べることの幸せはスイーツでしか得られないそうだ。その話を聞いた俺と恋人たちはマリーたちに好きなだけ材料を使っていいと言ったのだけど、そのあまりの遠慮のなさにあのとき情に流されたことを後悔している。






そして30分後。黒死鳥率いる夜魔切鳥の群れ100と白狼率いる黒狼の群れ200、バイコーン率いる黒鬼馬の群れ200が連隊に一斉に襲い掛かった。

当初魔法と弓の一斉射撃で足並みを崩し盾で突進を受け止めたまでは良かったが、空からの夜魔切鳥の闇魔法の斉射に陣形を崩され、そこに白狼が突っ込み空いたスペースに黒狼が雪崩れ込み陣形は崩壊した。

それにより多数の重傷者が出たが、その都度サキュバス隊が空からダークエルフ隊が結界を張りながら地上から負傷者を回収し治療を行い、一命を取り留めた後に前線へ送り出した。


各中隊長は乱戦のなか隊員へ的確に指示を出し、魔法隊の護衛に盾士を配置した後に自らも剣を取り最前線で戦った。俺と恋人たちは上空に飛び、襲い掛かってくる夜魔切鳥を結界頼みで防ぎつつ地上で危ない場所へ牽制の魔法を放ち戦場をコントロールしていた。


そして二時間後、最後まで残っていた白狼を第一中隊長が討ち取り、この戦いに終止符を打った。

立っているのは100人もいないな……ちょっと負傷者が多いな。


「まあまあだな。皆お疲れさん。まだまだ陣形を崩されてから持ち直すのに時間が掛かって不安はあるが、各中隊長が最前線で魔物を抑えたのは良かった。特に第三中隊長は腕と足をもがれた状態で体当たりでバイコーンの足を止めたその執念は良かったな」


「……かはっ……あ、あり……がとう……ござい……ぐふっ!」


「は、浜中大尉! な、内臓が! ぽ、ポーションを早く! 」


「蘭、治療してやってくれ」


「はい! 」


「それじゃあリム! お前たちから見て健闘した上位五人にこの装備を渡しておいてくれ」


「ハッ! ミラ! ユリ! それぞれ配布しろ! 魔法隊には属性を聞くのを忘れるな! 」


「はーい! いや〜なかなか命中率の良かった子がいたからね〜 このジャイアントトレントの弓を手に入れるのは……キミだ! 」


「え? 私? え? え? や、やったー! ありがとうございます! 」


「うんうん。文句なしの速射と命中率だったよ。そして次は……君だ! 弓の非力さをよく理解していて、そのうえ周囲もよく見ていたよね。さらにその抜群の命中率で魔物の足を狙って動きを止めてた。この弓を使ってもっとがんばってねー」


「は、はい! ありがとうございます! 見ていてくれたんだ……」


「うふっ、私はこの子に火の中級魔法書をあげます。あなた魔法の操作が飛び抜けて良かったわ。この中級魔法を覚えてたくさん練習してくださいね」


「は、はい! やっと……やっと私が中級魔法を……うっ……ううっ……」


「次はあなたね。あなたの水魔法は攻撃だけではなく負傷した仲間を……」



うんうん。リムたちはよく見ていたな。これなら判定に不満は出なさそうだ。ホント優秀だよなサキュバスたちは。歴代魔王はなんでハニートラップばかりに使ってたんだろ? もったいないことしてたよな〜。


俺はあちこちで沸き起こる喜びの声と、治療待ちの者のうめき声を聞きながらダークエルフたちにドロップ品の回収を命じ、凛と夏海とシルフィとセルシアに兵士たちのテントに食事を置くように頼んだ。


「論功行賞はこのくらいかな? よしっ! 飯の用意はできてるぞ! 今から7時間の休憩だ! ここは俺たちが見ておくからゆっくり休んでくれ! あとで鑑定の羊皮紙を人数分渡すから自分のステータスを確認しておけ! 全員なにかしらの能力が上がっていたぞ? 」


「「「 はい! ありがとうございます教官殿! 」」」


「よしっ! 解散! 」


「「「了解! 」」」


俺が解散を命じると治療を終えたものから順次テントへと入っていった。

この調子だとBランクの者を完全にAランクにするには五日じゃ足らなさそうだけど、体力と物攻だけAランクとかにはできそうだな。その他の者もBランクにすることはできるだろう。あとは各種装備を揃えて、魔力値の高い者に防御兼攻撃要員として中級魔法を覚えさせれば他国を圧倒できるに違いない。


あと二日みっちり鍛えるとするかな。











―― 方舟特別エリア 連合会議場 臨時連合会議 内閣総理大臣 東堂 勇 ――







「ミスタートウドウ、誤解されては困る。我々はインドやアラブ神国に圧力など掛けてはいない。彼らがニホンのポーション作製技術や鍛冶技術を狙っているという情報を国防省が掴んだので牽制しただけだ。決して帰国との貿易を阻害することを目的としてはいない」


「そうですミスタートウドウ。ローラン大統領の言う通り私たち欧州連合も彼の国には圧力など掛けていません。どうやらインドやアラブ神国に誤解をされているようです」


「我がイギリスも圧力などかけてなどいない。そもそも同じ連合国を窮地に追いやるようなことをなぜするというのだ? 」


我が国が連合の脱退を検討していると通達してから数日後の今日。米国による緊急招集で連合各国の首脳が、ここ方舟特別エリアに建築した二階建ての連合会議場へと集まった。俺の前には米、英欧のトップが座っており、会議が始まるや否や米国を皮切りに今回の離脱劇の引き金となった貿易国への圧力について言い訳をし始めた。

よくもまあぬけぬけと言いやがる。お前らが圧力を掛けたことは筒抜けなんだよ。


「ほう……そうですか。我が国が得た情報とだいぶ食い違いがあるようですね。では、同じ連合国を窮地に追いやるつもりが無いというのであれば、制裁は解除していただけるので? 現在制裁により配当食糧が減り我が国は窮地に陥っているのですが? 」


「それとこれとは話が別だ。そもそも貴国のハンターが協定を無視して神殿の鍵を奪い管理者となり、多くの犠牲を払ったフィールドをニホンだけのものにしようとしたのが原因だ」


「そうです。それ相応の賠償が無ければ国民も納得いたしません」


「今後の信頼関係にも関わることだ。誠意を見せてもらわねば我々も安心して戦うことなどできない」


「その件は当事者のハンターと鍵を引き渡し、問題となった森フィールドの配当の一部放棄で話がついたはずです。それを後になって我が国の技術を寄越せと、寄越さないのであれば制裁を解除しないとは脅迫ではないですかな? 」


確かに馬場たちの愚行で迷惑を掛けたが、こっちは詫びたうえに馬場たちを差し出し森フィールドの配当も一部辞退したんだ。それで話がついたと思ったら技術を全部寄越せとか言い出しやがって! んなもん呑めるわけないだろうが! 明らかに日本の足元を見て言ってきてやがる。


「その件は何度も言ったと思うが、事務方同士でそのような話があったことは認識している。しかし連合会議ではそのような決定はしていない。それを脅迫などと人聞きの悪いことを言うとは……貴国は連合の根幹を揺るがすほどのことをしたという認識が足らないのではないか? 」


「協定違反国には厳しい罰則を設けなければ連合の存亡に関わりますから、これは決して脅迫などではありません。そうして我々を貶めるのはやめていただきたいですね」


「ニホンは被害妄想が強すぎではないか? これは当然のペナルティだ」


「そうですか。では連合の団結を乱す我が日本国は連合を脱退させていただく。今後は単独で方舟フィールドの攻略を行うこととします」


予想通りインドやアラブ神国への圧力は弱めるが制裁を解くつもりは無いようだな。長年一緒に戦い助け合ってきた連合だ、最後に和解ができるなら嫌がる佐藤氏に頭を下げて連合のことも頼もうと思っていたがその必要は無さそうだ。我が国を属国にしようとするのなら連合を抜けるだけだ。


「なっ!? ミスタートウドウ! 自分が何を言っているのかわかっているのか! 」


「そ、そうです! 連合を抜けて単国でフィールドを攻略しようなど無理に決まってます! 」


「ミスタートウドウ、その選択は間違いだ。冷静になるべきだ。連合を抜けて我々がニホンから兵を引けば中露に蹂躙されるだけだぞ? 我がイギリス情報局の調べでは奴らは大量に輸送船を建造している。そして我々よりも石油も備蓄できている。航空機の数はそれほど無くとも艦船は多い。あっという間にキュウシュウへ上陸されるぞ? 」


「当然防衛体制は整えてます。そのうえでの脱退の宣言です。我が国はアメリカと欧州連合にイギリスとはこれまで共に戦ってきた戦友だと思っておりました。しかし二年前から貴国は我が国を明らかに見下している。対等な同盟関係なはずが制裁? 我が国を滅ぼそうとしているのは明白ではないですかな? 」


友人だと思っていたら友人同士で結託してイジメを始めやがった。二年もの間国民のために我慢してきたが、それもここまでだ。お前らはもう友人でもなんでもない。


「何を言っているのだ! 同盟にルールは必要だ! 違反したニホンに責任があるというのに開き直るのか! それにいいのか? 連合を抜ければ中露に蹂躙されても助けなど来ないのだぞ? 貴重な技術が中露に奪われるのだぞ! 」


「そうです! 見下しているなどと言い掛かりです。これはルールを破った者への罰なのに、ニホンは自分が悪いのを棚に上げて私たちをまるで加害者のように言うのはおかしいですよ! 」


「ミスタートウドウ。冷静に考えるべきだ。貴国の技術をみすみす敵国に奪われるのを我々が黙って見ているとでも? よく考えるべきだ」


このイギリス野郎! 宣戦布告してきやがったな!


「ふんっ! つまり貴国は在日連合軍で日本を占領するってことか? それは宣戦布告と受け取っていいんだな? これから俺が帰って大阪へ進軍し、連合軍が全滅した責任をルイ首相は取れるんだな? ニホンがそんなことを予想してないとでも? 」


「なっ!? せ、宣戦布告などではない! 可能性を示唆したまでだ! 誤解されては困る! 」


「そ、そうだ! ルイ首相は中露が攻めてきた際に連合も戦うと言いたかっただけだ。そう悪い方向に受け取るものではないぞトウドウ! 」


「連合も戦う? 誰とだ? 中露に混ざって日本とか? そうでないというなら、敵ではないというのなら今後事務方で行う脱退交渉を規約通り実行してもらおうではないか。我々が受け取る権利のある資源が規約より少なければ敵になるということだ。交渉が終わるまでに大阪の連合軍を撤退させておくんだな。敵軍をいつまでも国内に留めておくほど我が国は甘くはない。以上だ」


俺は自分たちが常に上の立場にいると錯覚している者たちと、これ以上話すのは時間の無駄だと席を立った。


「ま、待てトウドウ! 早まるな! 連合を脱退すれば攻略したフィールドを失うのだぞ! 国民を飢えさせる気か! それでも国の代表か! クーデターが起こるぞ! 」


「そうですミスタートウドウ! たとえ単国で攻略してもすぐには食糧が手に入らないのですよ! 国民のために残るべきです! 」


「ミスタートウドウ、我々はニホンと争う気は無いのだ。これまで助け合ってきたではないか。制裁だって本当はしたくなかったのだ。もう一度お互い冷静に話し合おうではないか」


「全て対処できる。だから脱退をする。ローランドアメリカ大統領、オズワート欧州大統領、イギリスルイ首相。このような結論を出さざるを得なくなり残念です。これまでの友好関係を踏まえて敵にならないことを願います」


俺は引き留めようとする各国首脳に最後の挨拶をして会議場を後にした。

ドアの向こうからはローランド大統領の怒りの声が聞こえてくる。ルイ首相を叱っているようだ。

大阪に駐屯している連合軍は警戒しておかねばな。中露が攻めてきた時に、日本の保護を理由に東京に進軍してこないとも限らない。出ていけと言っても、今後フィールドを我らが攻略していけばなかなか出ていかないだろう。一戦は覚悟しなければならないかもな……


とにかく連合の脱退は告げた。あとは事務方でどれだけ交渉できるかだ。そして佐藤氏が方舟攻略連隊を鍛えてくれている。特殊魔法隊の暴挙は予想外で冷や汗ものだったが、ここ数日資源フィールドで他の輜重中隊の倍の資源を確保していると聞く。あの問題児たちをどうやって教育したのかは知らないが、佐藤氏の教導が一流なのは間違いない。


連隊は予定では今日訓練が終わるはずだ。どれほど強くなっているか楽しみだな。







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