ちょっと説明しにくいし、頭がパンクしそうでどこから離せばいいのかわからないし、時には長く不毛になるかもしれなくて、でも伝えたいこと

ペール・ギュントの朝を聴きながら

電車に乗る

皆忙しそうに何かを眺めてる


階段を降りていたら

靴が落ちてきて

そのままどこかに転がっていった


そのままどこかになくなっていった



ストリートミュージシャンが叫ぶ

どうしてそんなに生き急いでいるのかと


誰も答えないけど

きっとみんなそうじゃないんだ

そういうふうに見えるけど


誰かの面影を誰かに重ねて

昔の人を思い出すけど

すぐ頭から消去して

日常に戻る

愛とか懐古とか

それだけでは世界は回らないから



愛が地球を動かしてるんだとか

そんな曲を聴くのも飽きてるみたいで

誰もが愛を叫ぶ中

もうちょっと違うものを書いてよと言う

昔はたくさんの物語を読んだ人も

今はめっきり離れてるみたいだ



じゃあどうして

どうしてまだ僕は文字にしがみついてなきゃいけないんだ?



 

僕にできることがまだあるはずだ


エゴでいい

少なからず愛なんてそうだ

こうするしかなかったんだ



僕にもできることはまだあるはずだ



こうするしかなかったんだ

少し回りくどいけど



僕にできることだってまだあるから



何番煎じと言われても

こうするしか生きていけないんだ



僕にできることはまだあるはずだ




シンプルな言葉がきれいだなんてすでに知ってるさ

一言で伝えられたらどんなに良かっただろう

こんなにたくさんの文字を連ねても

打った指の隙間からこぼれ落ちてく


足りないんだ

何もかも 


そうとわかってても

こうするしかできない




僕にできることはまだあるはずだ



今どうして書いてる?

今どこにいる?


たとえ気づかれても一瞬で忘れられ

振り返られることもしないしされない

みんないずれどこかに行くし

僕だってどこかに行くだろう

ちょっと過度を曲がれば

もう君は僕を忘れてるかもしれない

もう僕は君を愛してないかもしれない

  


でもわかってる

こうするしか生きれなかったってこと




不毛かもしれないし

回りくどいし

エゴの塊だし

長くなったけど


今度こそ

聞いてほしい



使い古されたような単純な言葉を




僕にできることはまだあるみたいだから















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