人見知りですが、異世界で、何しようかな？

第9話

目の前には、豪華なテーブルに

美味しそうな豪華な食べ物で、

うめつくされていました。

昨日からの空腹。

見た目めや香りに、おもわず

ぐぅー。

早く食べたいけど、

こわおもての男性と

乳母のマーサさんに、

ジーっとみられていました。

ぐぅー。

食べたいけど、食べれない。つらいよー。

食前酒？ お水、

果実を絞ってあるようなジュース

ミルク？ワインボトル、

飲み物だけでも

色々用意されていました。

「どれでも 好きなだけ、

飲む食いしてくれ。」

マーサさんと、家礼のホーンさんは

グラン・アーザさんに

一瞬、怖い顔した気がするけど

美味しそうな 料理の数々に、

すごく嬉しくて

料理とグラン・アーザさんを見ながら

「ありがとうございます。」

と笑顔をむけてみると、

しかめっ面をされました。

私、また、嫌われてるかも…。

以前。給料日に、自分へのご褒美にと

ホテルのランチバイキングで

ご飯を食べたりしていた事を、

思い出し色々ある料理や飲み物に、

すごくうれしくなりにっこりしました。

私は年々、食べれなくなってたけど、

51歳だった割には、大食いだったなぁ。

お一人様だったけどね。

人数聞かれるたび、むなしかったなあ。

赤ちゃんは、気持ち良さそうにスヤスヤ。

眠っていたので、後でミルクやご飯を

あげようと思いました。

ひざの上に眠っている赤ちゃんに

思わず、にっこり してしまいました。

かわいい。

前菜 スープ、お肉やお魚、

デザート各種を 少なめに、

切り分けてもらいながら

美味しい食事を終えました。

満足満足。にっこり。

あっ。今はお一人様じゃないから

会話したほうが、よかったんだ。

ヤバイかな？と 思いながら

グラン・アーザさんを 見ると

一瞬、 笑顔を向けてくれた気がするけど

また、しかめっ面になってしまいました。

やっぱり、会話し忘れたから怒ってる。

相手がいる時は、会話しなきゃ、

だめなのに…。

なんだか、顔をあげる気力がなくなり、

つい泣きそうになってしまい、

うつむきながら

「グラン・アーザさん、ごめんなさい。」

とあやまった瞬間、

ごんっ

すごい音がしたけど、気づいたら、

食後の飲み物を

家礼のホーンさんが、

勧めてくれていました。

銀色の綺麗なお盆に、

少し凹みがあった気がするけど

大丈夫かなぁ？銀食器は扱いが難しく、

すぐキズがついちゃうらしいよね。

落としてしまったのかな？

気づいたら、香り高いコーヒーが、

目の前にありました。咳払いが聞こえ

「質問がいくつかあるけど、いいか？」

ひと通り、名前や年齢、住んでいたところ

なぜ森にいたのかを聞かれました。

取り調べ？

あっ 。私、何も自分のこと伝えてない。

異世界から来たこと、伝えていいのかな？

名前、魔法ある世界だし、

小説や ゲームでは

本名だと名前に、呪いをかけられるのが

よくあったよね？

よし、偽名にしよう。

桜こころの偽名、ギメイ、ぎめい

「私は、ココ・メイ、じゅ 17歳」

私をみて、不思議そうにしている

赤ちゃんを、ぎゅーと抱きしめながら

「気づいたら、私も、この子も森の中に

いて《食べ物を》探すため …あの場所

でも《歩き》疲れたから…」

「もう いい。」

気づいたら、しかめっ面の

グラン・アーザさんに

見下ろされていました。

説明下手だしまた、怒られる。

「グ グラン・アーザさん ごめんなさい」

いつのまにか、グラン・アーザさんに

強く抱きしめられていた。