第2話 夏の空、夏の風

 夏空にカラス舞う 空高く

 太陽に照らされ 生命(いのち)が息吹く

 これでもかというくらい 生命(いのち)が息吹く

 水はぬるみ きらきら輝く

 まるで生命(いのち)の祭り

 俺も俺の魂で祭りに参加する

 五感すべてで祭りを感じとるのだ


 夏の風が吹き抜けてく もう秋風

 ほてった体を冷やす

 でも涼しくなんかならないよ

 夢や希望でエンジン全開

 アクセル踏み込み 駆け抜けてく

 この想い 詩(うた)にたくすよ 永遠に

 目を閉じればみえてこない

 夢へと続く輝く道が


 太陽の光がさんさんとそそぐ

 Tシャツ一枚でも暑いくらいだ

 オンブしたバッタ達が 地面を這うカナヘビ達が

 大地を我がもの顔で歩く


 そんな時 にわか雨


 黒い雲が空を覆い 雷が鳴る

 皆 逃げ惑う

 虫達は草の陰に隠れる 俺も木陰に逃げる

 頬から雨の滴が伝い 地面へと落ちる

 不安げに空の雲を眺める


 やがて雨は止み 空に虹が架かる

 七色の美しい虹が架かったのだ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る