結婚について

新婚二ヶ月

 さて、結婚してちょうど二ヶ月が経ちました。


 いまだに、自分が「結婚」という超重大ないわゆるライフイベントとかいうことを済ませたのだと思うと、ひえぇ、すごい、って思います。

 その一方で、それはそれとて日常は普通に淡々と過ぎていくし、また過ごすべきものなんだなあという気持ちもありまして、それもまたすごいことだなあって思います。

 恋愛モノの物語とかだと結婚がゴールになることも珍しくもない、とは思うのですが、当然そこからまた生活も人生も普通に続いていくわけですね。


 でもやっぱり気持ちの安定感は違います。なにせ彼はもう夫なのです。私は妻なのです。それはやはりなんであれ、とくに私たちのような文化的(という表現でいろんなことをくるみます)な人間たちには、お互いそれなりに決まった気持ちやある種の覚悟といいますか、そういうのが必要だったはずです。

 ……まあ、その一方で、いろんなエッセイ本とか読み返して出てくる、結婚って勢いだって話にも、同意はするのですが。


 私は自分が結婚できるなんて微塵も思ってなかったですし、そもそも結婚というものができるわけないと思っていて、正直夢も憧れもなかったので、すごいなあ、すごいなあ、とばかのひとつ覚えみたいに自分のなかでえんえん繰り返しています。



 ただ、結婚ってやっぱ大変な側面とか、めんどくさい側面もあるんだなあ、ってことも、すこしずつ実感としてわかってきたり、しています。

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