第5話 カイジ
馬鹿っ……!
駄目だっ……!
四万字をたったの六日間だぞ
娯楽に使うのはよっぽど特別な時
特別な日っ……!
耐えろっ……!
耐えるんだっ……!
カイジ耐える!
必死に耐える!
だが!
一時間はいい。
考えれば一か月は執筆した。
今日は特別な日……
「下手だなあカイジ君。欲望の解放のさせ方が下手。下手っぴさ」
カイジ、豪遊!
「馬鹿丸出しですね」
「馬鹿だからねー。あんなもんよ。今の若いのなんて。遊び終わったら、奴は満足してこう考えるだろう。明日から書こう。明日から執筆だ。が、その考え方が駄目っ……! 明日から頑張るんじゃない。今日、今日だけ頑張るんだ」
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