眠れよ眠れ

士田 蚕

第1話 昼まで眠ろう

朝。眠い、だるい。

学校なんて行きたくない。

行ったところでどうにもならないし、多分行かない方が周りのためだ。

優秀な姉と比較されるのも、もううんざり。


カミナリ様の怒鳴り声を聞き流して朝食を食べ終えると。今日もだ、お腹が痛い。

「お腹痛いから休む」呆れているカミナリ様を通り過ぎて部屋にこもる。


ベットに潜るとお腹の痛みはスーッと引いていく。そして瞼を閉じる。

あー、寝てる時が一番幸せ。

頭空っぽにして昼まで眠ろう。

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