第24話   何もない

当たり前すぎて、分からない 

でも、どこかで知っているような

そんな気がした

フタを開けると 溢れ出していく想い



慌てて、閉じようとするけど

手と頭が違う生き物みたい


不思議だな



上手く笑えなかった頃が



なんだか、懐かしい


嘘の笑みばかり浮かべ生きてきた

そのうち、本当に笑うって何?


だけど、分かったんだ


あなたと過ごす中で、本当の悲しみ、苦しみ、楽しさを



コロコロ変わる


私の心


あなたの笑顔


いろんな感情が溢れてだしては

消えていく


まるで    


     しゃぼん玉




これが  笑うってことなのかな?

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