第6話 ai
目を閉じると何も見えないが
心ではみえる何かがある
ほんわり ほんわり
あたたかい
ワタシの身体の中を流れていく
息を吸って
吐く
ただそれだけ
わたしは再び目を閉じる
この静けさ、心地よさを感じる為に
誰かが、耳もとで怒鳴る
働け、動け、気を使え、社会の掟に従えと
わたしは震え
目をギュッとつぶる
""入ってこないで""
""あっちへ行って""
暗闇の中をひたすら、走る
走る
走る
走る
誰にも、見つからない所を探して
目を閉じると何もない見えない
あなたを見つめる
心と愛
優しく溢れ
わたしを包む
まだ、まだ、これから
きっと大丈夫
そう、思い出させてくれるたしかなもの
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