第二百話 アイドル大会編 その二十六


「ここが、私達の練習所だ」

「……」

 

 懐かしすぎるな……あの大地震以来だっけ?

 一応ここ近畿だからあの大地震とか原発の影響受けてないけど。

 少し大きめの小屋を囲うように、野菜や果物が育てられている。

 

「そう言えばお前の所のリーダーの名前……シマだっけ?」

「そうだ」

「んでお前はトモヨ」

「ああ。その通りだ」

 

 ……。

 

「今回一応、皆には黙ってたけど『今日からアイドルを始めたい!』と軽くセルフコラボする事は知らされてたんだよ。でも某事務所から許可は得てないんだよな……」

「さっきから何の話だ?」

「取り敢えず色々マズい事になりそうだから一つだけ言おう。お前ら絶対本名を口にするな。あと他二人は絶対本文中で登場させるな」

「何故だ?」

「あとソ〇オにだけは乗るな。色々面倒な事になる」

「それシマさんの車」

 

 手遅れだった。

 

※※※

 

「シマさん、部活終わりましたよ」

「お~、トモヨちゃんお帰り~」

 

 シマの優しそうな雰囲気、完全にあのリーダーそっくりなんだよなあ。

 

「てかこの作品、基本的に某事務所のタレントの名前使い過ぎ……」

 

 ホント書籍化どころかいつか消されるんじゃねえか……?

 

「Queen&Princessの奴らが私達の練習見たいっていうんですが、大丈夫ですか?」

「全然大丈夫よトモヨちゃん」

 

 余裕だなあ……。

 ん、待て。

 

「これから見せる練習ってどういう奴?」

「試しに一曲演奏してやる」

「ええ」

 

 何かヤバい臭いがするな……。

 

「じゃあ今回の曲はそらふ

 

 作者早く飛ばせ! 早く!

 

※※※(しばらくお待ちください)

 

 演奏が終わった。

 

「どうだ? 初」

「うん……。良い曲だったよ……」

 

 あそこで流してたら著作権的に危なかった。

 

「ふっ、良い曲だった」

「そうだね」

 

 お前らはこれを聞いて何も思わなかったのかよ。

 

「?」

「?」

 

 マジかこいつら何にも気付いてねえ。

 

「なあ作者」

 

 何だ初。By作者

 

「この章……S〇APは流石に出ないよな?」

 

 そんな恐れ多い事しねえよ。By作者

 

「あれも十分恐れ多いと思うぞ」

 

 正子が出るのは決まってたんだが、それだけだと物足りなさを感じてな。

 

「因みに他のメンバーは出るのか?」

 

 さあな。By作者

 

「もし出たとしたら私達負けるな……」

 

 お、分かってるじゃないか。By作者

 

「絶対出すなよ」

 

どーしよっかなあ。By作者


「こいつ……」

 

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