それゆけ新生活

 小さな手を引いて、優しい顔した保育士さんにご挨拶。保育士さんに「いってらっしゃい」と言われた。

 泣く子どもから、逃げるように駅に向かった。久々に履いたパンプス、走りにくい。

 今日から私はまーくんのママだけじゃない。ただの三好春子として、世の中に溶け込むんだ。

 辛いようで、清々しい

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る