異物
この地球上で人間は
異物に見える。
自然の摂理に反し、
自然の恩恵を貪り尽くし、
数多の命を貪り尽くす。
気まぐれに命を助け、
救うべき命と殺すべき命を
振り分ける。
自然は違う。
自然は全てが平等だ。
どんな生物の命も救い、
どんな生物の命も奪う。
それがかわいかろうと醜かろうと
関係ない。
いや、命であることすら関係がない。
自然にとって、
すべてが命ではなく、
すべてが命である。
人間とはなんだろうか。
人間とは命だろうか。
命とは、なんだろうか。
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