美しさ

人はどんなものにも

そこに美醜を見てしまう。

どんな形にも

どんな音にも

どんな匂いにも

どんな味にも

どんな感触にも

どんな心にも。


それが善いか悪いかではない。

ただ自分にとって

それが美しいかどうか

それを感じとってしまう。


人は美しさがないと

生きてはいけない。

いや、生きてはいけるだろう。

肉体だけは。


人はなぜ夜空を見上げるのか。

それが答えではなかろうか。


人はどんなものにも

どんな心にも

美醜を感じとる。

それが善いか悪いかではない。

ただそれが人であるというだけだ。


だから美しい心に

人は惹かれるのである。




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