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 今日までが45分×5コマの授業で明日からもとの65分の授業に戻る。とはいっても明日は国の学力調査があるために授業は午後の二時間しかない。

 三時間目の体育は今日でバスケットボールの授業が最後で始まったときから全然出来ないと嘆いたところから始まってこの今日を迎えるまでには色々あったけれども何とか無事に迷惑をかけずに(大きくはかけていなかったかもしれないが実際はそう思われていた可能性もあることにはある)終えることが出来て一安心している。ただ、次の体育からは持久走という魔の競技が始まってしまうのでとにかく心配でしかない。

 四時間目の現代文では夏目漱石のこころを読んでいてさすがに授業数の関係もあって教科書に載っているもの全てを扱えるわけではないのに加え、教科書自体にも内容が全て載っているわけでもなくてそれでも読んでいるうちにこれを全部読みたいなという思いが目覚めてきた。家にあるであろうことは知っているがそれを全文読むほどの時間があるのかは半信半疑である。

 五時間目の古典、テストが返ってきて僕の点数は49だった。採点ミスを探すというのがテストには必ずあるのだが、その中で日本語の表現的な違いはあっても言っていることは同じだろうということで話をしに行ったところその本文に関することを聞かれてそれで点数を上げてもらえるという仕組みで一点だけではあるが上げてもらった。平均点は一応50.8だったとのことだがこの理由で点数が上がった人が多くいて平均点はさらに上がるだろうということだった。

 部活では硫酸銅5水和物を溶かして本当は2mol/Lの溶液を作ろうとしていたがそれには125g必要であり溶解度がそんなに高くはないので溶解度の大きさとの兼ね合いも踏まえて1mol/Lに濃度を調整してから実験をした。銅イオンが青いという理由で5水和物の粉末も溶液も綺麗な青色に染まっていた。電極板を指して化学電池としたところ今までよりも電圧・電流ともに高くてしかも安定感がある。実験の時間が経つごとに水溶液中の銅イオンが単体となって析出していって青色が薄くなった。実験時間の全てが経つとビーカーのそこには析出した銅だらけになっていた。

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