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 文化祭・体育祭も終わって今日から授業が再開された。とはいってもコロナの影響で時差通学が余儀なくされていて授業時間は少し短めの65分である。

 前期は今日で最後ということで朝のHRで成績が返された。何か見慣れたようなこの教科にはこの数字みたいなのは変わらずにいた。ただ、物理だけはちょっと危機的で理系科目の中では唯一の3を記録してしまった。

 一時間目の数学、三枚のプリントで週末課題が課されていて解いているなかでも解けてないというのは理解できるが、丸付けをして見てやはりできてないのが明白だった。これは復習しなきゃなと思った。

 二時間目の体育、今日から新たな種目に変わっていて僕はバスケットボールである。最初の方のボールの扱いの時点から運動が出来ませんオーラを放たんとばかりに下手で自分で自分の能力を疑わずにはいられなかった。バスケでは恒例とも言えるレイアップシュートは中学の時から全然できなくてコツをも掴めないのだ。何かのスポーツで活躍できるくらいにできればなぁ、とか思っちゃうのである。

 昼休み、文化祭で使用した金券の換金に行った。とはいっても使うことができなかったので買った千円が丸々返ってくる。さすがに換金する場所では人が多く見られて列を成していた。その待ち時間に陽向が換金を終えて出てきたのを見て左手に包帯を巻いていることから体育で怪我をしてしまったのだろうと思ってLINEをして見ると案の定体育のバスケで怪我をしてしまったらしい。

 最近、陽向に対しての“過保護”みたいなものが起こっているのではないかと思うくらい心配で仕方がなくてちょっとしたことでも気にしてしまうのである。本人に過保護みたいで大丈夫と聞いて嬉しいという返答が来たので一応今後ともこのままな状態にはなるが、ちょっとした体調に心配してしまうのである。

 四時間目の情報、パソコンが変わったのと同時に机や椅子も変わって新鮮な感じだった。パソコンは結構新しめの機種のようでこれは良い、と思った。何なら部活で普段使っているようなパソコンと比べて動きもスムーズだし使いやすそうだなと思った。

 五時間目の化学、この授業内で次回の授業で溶解度のところのテストをするという発表があって次回の授業というのが明日のこの時間な訳で急すぎるテストにビックリというよりも焦りが勝った。しかも問題集の問題のおおよそは授業のプリントに引用されてしまっているので練習できる問題が少なすぎるのである。また固体の溶解度のところの次の気体の溶解度の話のところは急にすらすらと溶けるようになってただ固体の溶解度の話がすぐには解けなかったというだけだった。

 部活では中和をする予定だったが白い沈殿が多すぎてさすがに濾過をしようということで一日を通して濾過をする以外には特にはないもしなかった。濾過に相当な時間がとられて他のところに割ける時間もないからである。

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