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 今日までの三日間は入学者のための(中三)出願が行われていて倍率が我々が受けたときと比べて0.1近く低く良いなあと思わされてしまう。倍率が高いなか勝ち抜いてきながらもできないと揶揄されている。

 一時間目の化学基礎でわかったことなのだが今年度はもう残すところ少ない。化学基礎の授業があと一桁になっていることと共に次回の授業で教科書の内容が終わり残りは自習だという。結構先生の授業が楽しかったのでもう受けられないのかと思うと寂しくなってくる。

 今年度が残すところわずかであるということは半分嬉しいが半分悲しい。それは今ストレスを感じているこのクラスを離れられると考えると早く、と思ってくるが確率的に陽向と同じクラスになれることは少ないので違うクラスになってしまうのかと考えるとできる限り終わらないで欲しいという思いがある。所謂矛盾の状態にいるわけだがどちらの方が優先とかそういうことは甚だなくてどちらも優先なのである。

 二時間目の体育でも残りが少ないことを感じた。サッカーの授業が今日を合わせてあと三回しかないらしい。これはどちらかというとうれしい。今居場所がなくて困っているからだ。

 四時間目の英語表現の時間には机の上に有機化合物の掴みのところに関することを書いていて官能基とか構造異性体とかアルカン、アルケン、アルキンとかそういう系のことである。この書いているときの僕の快感というか嬉しさは言葉で語るのは難しいものだった。

 部活では新入生歓迎会の部活勧誘のことについて話をしていて部員と一般人の違いといったことをやる予定なのだがそのネタでこういうあるあるはあるけどわかってもらえないとかそういうことも考慮して考えなくてはならないので結構厄介なのである。

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