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 今日は中学生向けの説明会及び体験授業が行われたために部室(第2実験室)ではなく、授業等で使用されることが多い第1実験室で部活が行われた。

 昨日、亜鉛と銅の金属板を酢酸に入れて電流と電圧を測ったのだが電流は表示されたものの電圧は動かなかった。今日は使う電解質溶液を塩酸に変えて実験した。モル濃度は酢酸と変えず、容量が少しだけ多かった。

 結果としては塩酸でも電圧はほぼ変わらなかったのだが、電流は酢酸よりも多かった。また使っている豆電球をソケットから取ると電圧計が触れた。そこに何かがあるかもしれないと思った。

 昨日作った酢酸と同じモル濃度で量を2倍にしてみたものを作り、再び実験してみたのだが電流が上がった。しかし良い金属板を使ったのでそれが原因かもしれないというよく分からない実験になってしまった。

 その後、第1準備室にある金属板の棚の中から亜鉛や銅よりもイオン化傾向として良いアルミニウムと金を見つけた。まず亜鉛をアルミニウムと変えてみたのだが、亜鉛のときには泡が出てきていたのだが、アルミニウムにするとほぼ変化は見られず電流も流れていなかった。再びアルミニウムを亜鉛に戻し銅を金に変えてみたところ電流が上がり、亜鉛から発生した泡の量も増加した。しかしまだ電圧計は振るえない。

 僕の中でそもそも豆電球がダメなのではないかという可能性が浮かんできていた。そのため豆電球を直接アルカリマンガン電池に繋いでみた。すると問題なく明かりが着いたのである。ということは流れている電流が小さすぎて光れないのではないかという考えに至った。しかしこれ以上電圧を上げる方法として電極板を変えることはできないので電解質溶液で変わることに期待して電流を判断基準として調べようかと考えている。

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