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 今日は夏休み前最後の授業でそこに対してこれと言って出来事はなかった。強いて言えば二時間目の現代文で理由も分からず先生が怒り始めたことぐらいだろう。

 部活では高校の近くにあったスナゴケらしきものを採取しに行ったのだがら学校に戻ってから調べたところそれはコケですらなくてセダムだった。また一から探し直さないといけなくなった。

 部活が終わった後がこの日最大の事件だった。純から別れようという話がLINEで送られてきたのである。見たときに既に涙目になっていて僕の気持ちを正直に表している。その後もこちらとしてはまだまだ一緒に居たいと思っていて別れるなんてそんな考えは甚だなかった。だからそういうことを伝えたのだが、もう無理みたいな既に終わっている雰囲気だった。その他にも色々考えて体調不良になっているとかで言い返せない部分が多くて、でも…と何時間でも話をするつもりもあった。純の話の中で勉強の話が多くてせっかくの時間なのにそういうことを忘れて楽しみたいのにと言われて確かに逆の立場で、と考えると分からなくもない。また再びということはあり得るのかと聞いたところ、あり得ないという返答で心を蝕むようなそういう状況だった。自分の中でも幾つか思い当たる節もあってでも全然気持ちの整理がつかなくてやっぱりそのままでいたい思いは強かった。非が僕にある分、どうすればいいのかと自分を責めるような気持ちでさらにショックの中で会話をしているのでどうにもこうにも出来ず、そのままの雰囲気で終わってしまった。心にぽっかりと穴が開いてしまった、そう簡単には埋まらない穴が…。

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