　今日は高校に入って初のテストがあった。ただそれは普通の定期テストではなく、中間テストの中間、プレ中間テストなのだ。数学などの理系の科目は進むペースの都合上遅めにある中間テストまでテストをしないと範囲が大きくなりすぎる為に中間テストの中間を設けたのだ。一年生は数学のテストのみがあった。数学はGW明けの小テストがあったのだが、時間が足りないのは勿論のことだったのだが、配点がどの問題も変わらなくそこに何かキーが隠れていたのだ。学年全体の平均が四十前後だったのだが、僕はそれよりも二問分低い三十六点だった。今回はとプレ中間テストに臨んだのだが、展開・因数分解の難易度は並みを外れており最初の時点では解かず不等式・集合の方を先に解き残りの時間で難しめの問題を解くという小テストの失敗を踏まえた作戦を使った。手応えとしては小テストの何倍も良くてこれなら、と思うような感じだった。

　三時間あったテスト及びに授業の三時間目に数学があった。二時間目の間に採点して返す予定だったが、終わらなかったということで明日返すが小テストよりも出来は悪そうだと言われた。僕を含め他の人も小テストよりは取れたと思っていて顔が下に向く感じだった。

　三時間という理由で部活も早く終わり、映画を見に行ったとき以来約一ヶ月ぶりに純に会った、というよりは会おうという話になった。七時に会ってそこから始まって九時半くらいまで話していた。延期の関係で体育祭を純は今日だったのだが、体育祭の話とかその他諸々色んなことを話していた。互いに部活に入っているのであまり会う機会がないので話が尽きないのである。次に会うのは六月の半ば、僕の中間テストが終わったあとになりそうだ。