24冊目☆☆☆ ロレイン・ヒース著「氷の紳士に拾われた家政婦」

勝手にレーティング:カクヨムならR15でもいけるのかもしれない


賭博クラブの支配人ドレークは義妹の親友である高慢な公爵令嬢オフィーリアが嫌いだった。けれど、ある夜川で倒れていた女性を助けたら、なんとその女性はオフィーリアで、おまけに記憶を喪失していた。その状況を良いことにドレークは日頃の鬱憤晴らしに「君は僕の家の使用人なんだ」と嘘をついた。そこからふたりの奇妙な同居生活が始まって……というお話。


もうね、まずね、ヒロインがめっちゃ可愛い。実はこのお話、シリーズものなんですけど、前作はヒロインがあまり好みじゃなくて最後まで読まずに積んであるんです。けど、この記憶を失ったヒロインはめちゃくちゃ可愛い。ヒーローが手放したくなくなっちゃうのも致し方なし!

お互いにトラウマを抱えたふたりですが、記憶を失ってまっさらになったヒロインのおかげでヒーローは過去のトラウマから解放されます。その後、ヒロインの悪夢の元凶をヒーローがやっつけるみたいな。こう書くとすごくたいしたことなさそうなんですけど、実際に読んでみると先が気になって止まらなくて危うく徹夜しかけました。

こういうジレジレと惹かれあっていく恋愛ものが最高に好きなんです。素人とプロの違いってこういう過程を魅力的に描けるかどうかの差なんだろうなって思いました。

ひさしぶりにヒストリカルロマンスを読んで大当たり!オススメの作品です!!

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