前のエピソード――９月６日（日）広島市中区基町にある広島市映像文化ライブラリーでフレッド・ニューメイヤー、サム・テイラー監督の「ロイドの要心無用」を観る。

広島市中区本川町にあるバル「fin.kissa」で飲んで食べる。

昨日、美味しいカレー屋さんについて訊かれたので、「fin.kissa」さんを答えた。広島市内の自分の知る中で、自信を持って教えられるのがこの店で、個人の好みもあるかもしれないが、間違いなくここは美味しい店なのだ。

映画を観終わったら雨が降っていたので、家に戻る前に「fin.kissa」さんに入った。カレーも美味しいが、ここはギネスの生がある。クラフトビールは詳しくないが、ビールで一番好きなのは昔からギネスというのが自分の定番となっていて、１９時まではハッピーアワーで少し安く飲めるのだ。

ドライカレーリーフのかかるオーブンポテトのマサラも一緒に注文して、さくっとした食感は油っ気でしなるようなことはない。少し塩気と香辛料が強いからこそ、ポテトらしい味わいを楽しめる。こうなるとすこしばかりカレーを食べたくなるので、まだ今日の飲食を締めるわけではないが、ちょっとした小締めというわけで本日のミニカレーも注文する。甘みとコクのあるサグカレーらしく、素焼きのアーモンドの鮮度の良さが再び思い出される。

大阪はカレーの激戦区らしく、世界も巡った百戦錬磨の舌にはどううつるだろうか。比べればやはり広島は少し甘いかもしれない、カレーを出す店は少なくないが、その厳しい舌にも響くのではないかと、ミニではなく、ふつうのサイズを頼めばよかったと少し後悔した。