前のエピソード――５月９日（土）広島市中区十日市町にある自宅で新国立劇場の巣ごもりシアターおうちで戯曲から「倉持裕の『イロアセル』」を読む。

広島市中区基町地下街にある紙屋町シャレオのベンチに座る。

二日間の仕事後の休みであっても、訪れる休みの嬉しさはそう変わらないものだ。宣言が延長になっても緩和があり、待っていた人々は動き出したのだろう、本通を歩く人も少なくはない。

自分で刈るのも限界があるので、ようやく髪の毛を切った。「QBハウス」の営業はまだ再開していなかったので、別の１２００円カット店へ行ったら、混みあっておらず、丁寧に仕上げてもらった。

なんだかぼっとするので、うどんを食べてから「オブスキュラコーヒーロースターズ袋町店」へひさしぶりに行くと、テイクアウトのみの営業だけれど、なんだかほっとした。

店前のベンチは濡れていたので、コーヒーを持ってシャレオのベンチに向かう。

「スターバックス」の前で腰をおろすと、４人家族が向こうからやってきたらしく、３歳くらいの小さい女の子が走って店の前にとまり、大きくないお兄さんがそこで「タピオカの店はむこうだぞ」と諭してから、「タピオカとスタバ、どっちがいい？」なんて訊くと、「タピオカ！」と言って女の子は走り出し、「ぼくはスタバのほうがいいな」とお兄さんが言うので、父と母はそれぞれを連れて、別々の飲み物を買いに行った。

時間が経つとシャレオも人通りが増えてきて、タピオカも並んできた。