4月18日(土) 広島市中区舟入町にあるテイクアウト店「李白や」の豚足を食べる。

広島市中区舟入町にあるテイクアウト店「李白や」の豚足を食べる。


近くの公園のベンチに座ろうとこの店の前を通りかかって、気になった。前々から知っていて、その店構えからいつも惹きつけられていたが、金額で見合わせていた。


テイクアウトの多い最近なので、買うことにした。時世に合わせて特段持ち帰りを始めた店ではないが、豚足を覚えていたので買うことにした。


一口餃子に豚饅頭も美味しそうだが、「月天心」で買ったばかりだから、豚足だけで我慢した。焼き立ての餃子、出来立てがよりおいしそうな包子ではなく、家でも変わらなく味わえそうで、なによりこの部位が大好きだ。


見た目通りの焼きあとがとても香ばしく、あまりの匂いの強さに焦げ部分が鮮明に感じられるほど生きた香りがしている。臭みがだいぶ削がれていて、脂っ気も溶かされているゼラチン質の残ったクリーンでとろっとした身となっており、胃の弱い自分でもむかっとすることなく、骨の髄までしゃぶれるほどの味わいとなっている。タレは塩気と酢がとても強く、一口して思わずむせるほどだが、このつんとして甘さも持った味わいが豚足の物量とうまく比例している。


ドイツ料理や焼肉屋でしか口にしたことのない豚足をこのように美味しく食べられるとは……、どうやらピエ・ド・コションというフランス料理らしいが、李白という白酒の漂う店名なのに、接点は……、探す必要ないだろう。


豚足が相当に美味しかったので、次は餃子か包子か、できることなら隣の居酒屋「痴唐人」の出来たてでいただきたい。

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