1月9日(水) 広島市中区基町にある広島市映像文化ライブラリーで新藤兼人監督の「悲しみは女だけに」を観る。

広島市中区基町にある広島市映像文化ライブラリーで新藤兼人監督の「悲しみは女だけに」を観る。


1958年(昭和33年) 大映(東京) 105分 白黒 16mm

監督:新藤兼人

出演:京マチ子、田中絹代、望月優子、船越英二


舞台は尾道、今の海岸と映画の海岸は似ているようで、まるで違う場所のようだ。船着き場の道の曲がりかたは、あそこではないだろうかと思うが、その場所は目の前に階段などないから、埋められたのだろうか。


女性と家は切っても切れず、男性が跡を継ぎ、家を守るようでいて、実際は女性が土台となることが多く、苦労はどちらかというと女性のほうが多い。今は家事をする男性は増えたが、昔はより女性への負担が多かっただろう。


台詞が多く、場面はどんどん進むのではなく、念入りに会話が描写される。新藤兼人さんの戯曲を自身で映画化したとあるので、劇のような構成の映画だ。


家族とは、様々なありかたがあり、一筋縄ではいかないところが、家族関係の面倒でありながら、切れないところなのだろう。


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